マイケルジャクソンが残したもの
今更なんだと思われるかもしれないが、
私が唯一、メジャーなスターで大好きなのはマイケルジャクソンだった。
没後10年以上経って、こんな時代になって、
改めて彼の凄さと言うか、彼のいない世界が寂しく思えてきた。
マイケルはいつだって、変なテーマで歌ったりしなかった。
(暴力や性的なこと)
この辺は、同じ時代に活躍したマドンナとは違う気がする。
途中、色々顔を整形したり、スキャンダルのネタにされたり、奇妙な人の印象を付けられたけれど、遺した作品を聴けば聴くほど、完成度が高くて。
私は中学生の頃、東京ドームでコンサートに行った事が一回だけある。
マイケルは米粒みたいに遠くて、双眼鏡で見てやっとムーンウォークが観られたことに喜んだものだった。
YouTubeで、かつてのヒット曲を聴く機会が増えた。
色んなアーティストが消えてはまた浮かぶような時代。
やはりマイケルの踊るPVは圧倒的だし、駄作が無い。
生前、アルバムに収める曲を厳選してたらしいことは聞いた事があるような、無いような話があったけど、めちゃくちゃ完璧主義、エンターティナー、だったのだと思う。
またYouTubeで色々なアーティストを語る動画もまたごまんとあるのだけれど、マイケル愛について語る人は余り見た事がない。
理由はわからないけれど、当たり前のように皆んなが好きだったスターを特別な感じで表現できる人はいないだろう。
それよりも、マイケルの残したものを見れば早いから。
「man in the mirror」のPVにこんなコメントがあった。
「まだこの世界は酷いです。ごめんなさい。」
というような。
そう、マイケルは希望を捨てないで、というメッセージソングを遺していた。
2022年、マイケルが生きていた時と比べて私たちは希望を失っている気がする。
それじゃダメなんだけどね。
私の好きなものを並べると、
とても前向きな、ポジティブになろうという事を伝えたかったものが多い気がする。
私自身は心配性で、すぐにへこたれてしまう。
だから、自然と鼓舞するためのものを好んでいるのかもしれない。