中国茶とシュトーレン

今年のクリスマスイブに、ふと思い出した事を少し書いてみます。

もう10年は前のこと、上海でお世話になった方の繋がりで知り合った中国茶のお店をしているF先生とお茶会に参加するようになっていました。

F先生は、広島の瀬戸内海の島のご出身。
そのせいか、先生の淹れるお茶はまるで瀬戸内海の柑橘類に詳しいせいか、とても香りが良くて美味しいお茶だったのです。

中国茶専門店は、駅前の再開発計画の影響で
畳むことになり、その代わり会費制のお茶会が定期的に開かれていました。

珍しい中国茶と、ユニークな組み合わせのお茶菓子。
時には洋菓子、時には和菓子。

確かクリスマス近い時のお茶会は、特別に取り寄せたシュトーレンが出てきました。
それが初めてのシュトーレン。

最近では色々なお菓子メーカーがシュトーレンを販売してますが、以前はそこまでではなかった記憶です。

面白いのは、今年クリスマスに合わせてルタオのシュトーレンをプレゼントしたのも、F先生の故郷に近い人になんですよね。
これはたまたまの偶然なのか?

それとも、お茶目な先生が天国でお茶会を開いてるのかもしれないな、と
勝手に想像を巡らせてみました。

あの時の場所、集まった方々、出されたお茶、
しつらえ、全てが一期一会でした。

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