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もうそろそろ、相場を気にする投資はやめませんか。 もうそろそろ、国に頼る生き方はやめませんか。

こんばんは、FPむーです。

みなさん、新聞って読みますか?

私、プロフィールにも書いている通り、日経新聞を読むのが趣味なんです。新聞って意外とけっこう面白いこと書いているんですよ。広告も含めてね。

そんな中、興味深い広告を見つけたんです。

もうそろそろ、相場を気にする投資はやめませんか。
もうそろそろ、国に頼る生き方はやめませんか。
~中略~
昨今、世界の中央銀行が紙幣を大量に刷ったことで、世界中でお金が余り、現在多くの場所で異常な金融バブルが起こっています。
このバブルに乗ったら儲かりそうだからと、多くの方が投資に関心を寄せていますが、歴史的に行き過ぎたバブルは必ず暴落します。

もしギャンブルではなく、大切な家庭の財産作りを求めているという方へ。相場を見るのではなく、企業価値を見る「長期投資」という方法をぜひ知ってください。

そして、何があっても最後は国がなんとかしてくれると思っている多くの方へ。
国は今の国債を返すだけで精一杯です。もう頼るのはやめましょう。
一人ひとりが、何ができるか考えて一緒に行動しましょう。
今の大人の多くが未来志向になれば、きっと日本の将来は明るいと思います。

(日経新聞2021年6月21日(月)朝刊10面さわかみ投信の広告)


ほほう。

この広告は、さわかみ投信の江藤香織さんが書いたそう。

最初見た時、作家の江國香織さんかと思ってビックリした。まさか作家が投信会社で働いているなんて、そんな、と思ったら、さすがにそれはなかった。一文字違いの別人でした。

さてさて。
そうなると、気になります。
江藤香織さんはどんな人か。

早速ググってみると、こんなのが出てきました。

ほほう。ななか面白い一問一答が並んでいますが、一番印象に残ったのはこれ。

Q..最近、さわかみの発信でバブルという言葉をよく見るのですが、今はバブルですか?

この問に対して、さわかみ投信の回答者ほぼ全員がバブルだと答えていました。


今の市況がバブルなのかどうか。
これに対する正解はありません。
すべては結果論でしかないのです。
あの時はバブルだったねとなるか、成長期だったねとなるか。後で振り返って、今がバブルかどうか初めて分かるのです。

だって、今のこの状況は事実としてあるだけ。
この後に株価が下がり続けたらバブルだったねってなるし、
この後も株価が上がり続けたら成長期だったねってこと。

だから、今がバブルかどうかなんて、
この後どうなるか次第なわけで、
この後どうなるか、未来のことは誰も分からない。

ただ、分からないからそのままにしておくのではなく、
大切なのは、
バブルかどうかを判断する材料を、自分の中で持っておくこと。


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最近、「なんとなく周りがいいと言ったから」「このマーケットに乗ったら儲かりそうだから」という理由で、投資を始めた人が多くなってきました。

投資を始めるのは大歓迎。
ただ、投資を始めるなら、金融教育もセットに!と強く思います。


そんな中、めちゃくちゃ嬉しいことがあったんです!

学習指導要領の改訂があって!
2022年度から金融教育が高校の授業カリキュラムに加わりました!わーい!!


実は小学校では2020年度から新学習指導要領に、金銭管理の内容が組み込まれました。中学も2021年度から組み込まれています。

そしてとうとう!今回!
高校の「公共」の授業の中で、預金や貯金だけでなく、保険・株式・債券・投資信託などの金融商品の特徴や資産形成について教えることがカリキュラムに加わりました!!

もう、めちゃくちゃ嬉しい!!!!!

なぜなら、私の夢は「日本に金融教育を広めること」なのです。
これ、10年前からの夢なのです。

日本全体として、金融教育が必要やなってことがどんどん認識されていて、とうとう学校のカリキュラムにも加わる時代がくるとは!!


ただ、こんな声も。

一方で現場を知る立場から「多くの先生は倫理や平和、政治を教えるのが好き。当初は金融までなかなか手が回らないかもしれない」。
(日経新聞2021年6月19日(土)19面Opinion)


金融までは手が回らないかもですって?

FPの私としては、「お呼びですか!?」と言いたくなるようなシチュエーションです(笑)

手が回らなければ、外注すればいいと思うんです。
そして子どもと一緒に大人も学びましょう!

FP協会が学校関係者の方に、講師派遣、教材提供をしています。しかも無償で。予算がない学校も大歓迎!!ちなみに私もCFPとしてFP協会に所属しています。気になる方はメッセージください。

小学生向けのライフプランニング出張授業もあります。


この流れは、とっても嬉しい。
日本でどんどん金融教育が広まって欲しい。


日本だけではなく、世界でも金融教育の必要性は再認識されています。

世界で広く読まれている経済学の教科書を著した米ハーバード大学のマンキュー教授は、経済学を学ぶ3つの目的を挙げ、
世界を知る、
政策を理解する、
に加えて
「経済へのより機敏な参加者となる」
と説いた。
所得のうちどれだけを貯蓄して運用するかを自分で決めなければならないからだという。お金を育てるための学びは自立した個人の育成にもつながる。
(日経新聞2021年6月19日(土)19面Opinion)


お金について、学校で教わる機会がほとんどなかったですよね。日本人の多くは、お金に関する基本的な知識を持たないまま大人になっています。

収入と所得の違いが分からない人も多いんじゃないでしょうか。今どのぐらい税金を自分が払っているか、その数字を知らないサラリーマンも多いんじゃないでしょうか。

今まではそれで良かったのです。日本人がこれまで、お金に関する知識が乏しくてもやってこれたのは、終身雇用で賃金は毎年上がり、年金も約束通り支給されるという、社会全体の仕組があったから。

でも、時代は変わりました。人口構成も大きく変化しました。終身雇用はなくなってきており、年金だけでは足りず「老後資金2000万円問題」が話題になりました。大人になってもお金の知識が乏しいと、資産を守ることもままなりません。

この時代の変化に対応するには、金融教育が必要だと強く強く思うのです。

金融教育を日本に広めたくて、少しでも経済のことを身近に感じて欲しくて、少しでもお金に関する知識の共有をしたくて、

私は今日もこのnoteを書いています。


(2,640字)


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