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電動自転車でめぐる因島①〜高速船・折古の浜・青影トンネル・HAKKOパーク〜

思い出したり、書くことを躊躇っていた9/1因島ロマポルのことを書きたくて始めた因島シリーズ。
自分の記憶装置から消去されないための備忘録でもあるので、9/1にたどり着くまでにかなりのページ数になりそうです。


最低限の下調べ

16時間半かけて三原に辿り着き、いよいよ三原から高速船で因島へ。

今回、因島に滞在できるのは1.5日

  • 8/15(木)=東京→三原(青春18きっぷ)・三原泊

  • 8/16(金)=三原→因島(13時間滞在)→三原泊

  • 8/17(土)=三原→因島(4時間滞在)→三原→大阪(青春18きっぷ)→東京(夜行バス)

「しまなみ映画館とミツイシヤ、あと折古の浜と青影トンネル?」くらいしか考えていなくて、前日の夕方にとりあえず時間を調べました。
下調べは以上。後は現地で考える。

時間だけ調べて行程はその場で考える。まさに行き当たりばったりの旅。
iPhoneのメモアプリに全ての情報を一元化。使いやすかった。

7:41三原港発

始発で行きたい気持ちは山々でしたが、6時台にひとり因島に放り出されても移動手段もないので、7:41発の第二便に乗船。

ぼーっとしてたら本当に乗り損ねます。あっという間。

船ってこれまで観光船とか大型フェリーしか経験がなかったので、アナウンスもない、ギリギリに船が来たと思ったらあっという間に出発してしまうことにびっくりする。
バスと同じ、生活のための移動手段だということを肌で感じました。ちなみにぽるのファンはひとりもいなかった。


灯台!?因島!!と思ったけど違いました。


船に乗ったらすぐに島が見えて因島かとわくわくしましたが、どうやらいっぱい島がある。
どの島もとても美しい。

どれが因島かわからず、Googleマップで現在地を確認。

そしていよいよ…!!

海から因島へ入るのってめちゃくちゃ最高です。
全力でおすすめします。

8:17土生港着

のぼり!!!

これが!土生!シティ!!
ずっとSNSで見てた島ぽるののぼり!!
とテンション上がりますが、この時間帯はまだぽるのファンもほとんどいない。そもそも人がまばら。静かな街。

ですが、通りに出るといきなり「岡野歯科」の看板。
そう、そこかしこに「岡野さん」の文字。
それだけで感動する。

観光協会とレンタサイクルの場所を確認。
建物に入るといきなりおふたり+はっさくんがどーんと!!
ここにあると知ってたのにびっくりして思わず声が出ました…すごい存在感…
この時は直視するのが恥ずかしくて足早に移動。(落ち着いてから戻ってじっと対峙しました)

9:00観光協会

島内バスのことで確認したいことがあったので、寄せ書きを眺めながら40分ほど待ち、9時の開室ちょうどに観光協会へ。

この時点で、因島には時間を気にせずに「ふらっとお茶する」ようなお店はないことに気付きました。飲食店は11時開店で15時くらいに一度閉まる。「とりあえずドトールとかマックで時間潰す」みたいな選択肢はこの島にはない。
この感覚がとても新鮮で、島時間を味わえる気がして嬉しくなりました。

因島のバス路線図を印刷して持参しました。前の日に調べたけど難しい、よくわからない

観光協会では初めて肉眼で見るサインと写真に感動し、バスのことを教えてもらい(やっぱり聞かないと絶対にわからない内容だった)、はっさくんグッズを購入して、ファンマップをいただく。

しまなみ映画館は12時から。
開演までの3時間でどこに行ける?
映画館まではどうやって移動する?
今日の暑さで自転車は乗れそう?
バスは使えない可能性が出てきたので、土生港のタクシーの運転手さんにHAKKOパークまでの所要時間やタクシーの待機状況を教えてもらう。
初日は情報収集に時間が取られました。

9:30レンタサイクル

外の暑さを何度も確認して行けるだろうと判断して、電動自転車を借りることをやっと決意
ヒートギアの袖や冷タオルを濡らし、本当はかけたくないサングラスをかけ、アミノバイタルを飲む。飲むためのペットボトルと、濡らしたり冷やすための水のペットボトル計4本をリュックに背負う。
すでに土生に到着してから1時間経過…

レンタサイクルの事務所のスタッフに折古の浜までの道を教えてもらう。
この後、HAKKOパークも行きたいんですよねとタクシー前提で話すと「電動自転車なら島の中どこでも行けるよ。折古の浜からも簡単だよ」と軽く言われる。え??

9:45松愛堂

土生商店街の中で松愛堂さんは朝早くから開いていることに気付き、行ってみる。
入った瞬間、ポルノグラフィティの音楽が流れ、お店の一角がサインを始めとしたぽるのコーナーになっていて感動する。

読みたいと思ってた新聞記事が貼ってあって嬉しかった!
3人それぞれのサイン…!

お店の外にはポルノグラフィティだけでなくTHE 野党のポスターも。さすが因島。
ケーキは崩れてしまうので「僕らのアポロ」を購入。帰りに職場へのお土産をここで買おうと決めて折古の浜へ向かいました。

9:50土生〜10:10折古の浜

途中ちょっと道に迷いながらも、海ぞいの道をペダル踏んでるシチュエーションに感動。
造船所を通りかかり、島の歴史に思いを馳せる。
SNSで見た折古の浜への道のりの写真を記憶に「たぶんここを曲がれば行けるはず」と勘を働かせるとラッキーなことにこのトンネルに出ました。

小さな手掘りのトンネルをくぐると…!!  

折古の浜…!!びっくりするくらいきれいな海。

感無量…。しばし立ち尽くす。
ちなみにファンはいませんでした。意外。
地元の方が数人、釣りをしてるだけ。
ごく日常の風景に居合わせることができて、嬉しかったです。

この時点でだいぶ舞い上がっているのですっかりベンチの存在は忘れていたのですが「しまなみで昭仁さんが撮影していたのはあっちだな」と昭仁さんの歩いた場所をなぞろうとして、ベンチを発見。よかった。

しゃがみこんでこの文字をしばしじっと眺める。感動。ずっと感動してる。
本当に今は静かな浜辺でした。


昭仁さんが撮影しながら歩いていたところですね


思い出にきれいな貝殻を拾いたいと思ったのですが、全然ない。みんなファンに拾われてる…?
シーグラスなんてひとつもない。
どうにかこうにか割れていない小さな貝殻をいくつか見つけて、そっと持ち帰りました。

ゆっくり海を眺めていたいけれど、日陰もない灼熱の折古の浜は30分が限界。とにかく暑い。
この時点でしまなみ映画館開演まで1時間15分。たぶん間に合う。
折古の浜で海を眺めながらぽちっとローチケを申し込みました。(どうなるか先行きが見通せないからギリギリまで申し込まなかった)

    

10:45折古の浜〜大山トンネル〜11:15旧青影トンネル〜11:35HAKKOパーク

土生に戻って自転車を返却してタクシーで向かうことも選択肢に入れていたのですが、思ったよりも自転車移動が快適だったので、レンタサイクル事務所で言われた「島内どこでも行けるよ」を鵜呑みにし、HAKKOパークを目指すことにしました。距離にして10キロ。

初めて中庄の文字を目にしてまた大いに感動する。

海沿いの道から中庄方面に方向を変えると、山。 ひたすらずっと登り坂。生い茂る草木を避けながら走るような道も。
途中でどこかの家の犬に吠えられて感動する。
大山トンネルが長くてちょっと不安になる。
電動自転車だけど割と本気で漕ぎ続けるので意外と大変。
なにより土地勘がないので、しまなみ映画館に間に合うのか距離感が掴めずに心配。

クルマだったら15分の距離ですが、ひたすら続く登り坂が電動自転車でもきつい。


Googleマップを確認しながら走り続けると「青影トンネル」の文字が。
もしかして、ちょうど通れるかも!?(というくらい、この時点では行き当たりばったり) 

迂回すれば旧青影トンネルも通れそう。勘を頼りに小道に入る。
あった…!!!

中庄から田熊方面へ。

ずっと感動してるけど、この日一番の感動は間違いなくこの瞬間でした。
Aokageの舞台、そして若き昭仁さんの通学路。泣きそう。

でもゆっくり浸ってる時間の余裕はなく、そのまま坂を降ってHAKKOパークを目指す。
途中でSNSで見たことのない「あっきん」横断幕を見つけて感動する。

 そうか、通学路なんですね。若き高校生の昭仁さんを勝手に妄想する。

途中で旧青影トンネルにちょっと寄り道した分も入れて50分ほどで、折古の浜からHAKKOパークへ到着。ここまで来ると逆にぽるのファンしかいない笑。

駐輪場に自転車を停めると…ぽるのが…聴こえる…しかも確かカゲボウシとかだった気がします…うわあ…
室内はもちろんのこと、屋外でもそこかしこにさりげない音量でポルノグラフィティの音楽がかかっていて感動。

ところでしまなみ映画館(12:00〜14:40)の時間設定は、島の中ではお昼ごはんを食いっぱぐれます。
(前述の通り、大抵の飲食店は11:00〜15:00営業)
この酷暑の中、お腹はあまり空いてないけど食べないという選択肢は絶対にない。倒れる。
HAKKOパークでなにか軽食とか食べられるかと思ったらスイーツしかなかったのですが、ありがたくカフェコーナーでいただく。

迷わずレモンとか柑橘系を選ぶ。

美味しかったです。
とはいえこれだけでは体力に不安があるので、青春18きっぷ旅用に用意していたカロリーメイトに救われました。
カフェももちろんBGMはぽるの。ちなみにトイレでもぽるの…!

 

そしていよいよ、因島で観るしまなみロマンスポルノ!!
なのですが、だいぶ長くなってしまったので、続きはまた改めて。

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やたらめったら「感動した」って書いてますが、本当にいちいちずっと感動していました。
もうちょっと他の表現を使いたいところですが、この日は慣れない島の中を慌ただしく移動していたので、ひとつひとつをじっくり感じる時間的余裕があまりなくて、ひとつひとつが超スペシャルな場所ながら「ここが折古の浜…!!」「なかのしょうー!!!!」「あああああ、青影トンネル…!」と、普段のXのつぶやきそのままの思考、感情。
次から次へ慌ただしく、いちいちずっと感動してたんです、本当に。

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