東京蚤の市へゴー
今日は手紙社という会社が主催する、「東京蚤の市」というイベントへ。
前からなんとなく気になっていたのだが、今回友人2人を誘って行ってみることにした。
蚤の市という名の通り、ヴィンテージ雑貨や古着、植物に本などさまざまな物を売る人たちが全国から集まる、巨大なフリーマーケットのようなイベント。
フードコーナーがあったり、ミュージシャンのステージもあったりと、ちょっとしたフェスみもある。
会場は立川の国立昭和記念公園。ここがまじでビッグで、かなりの数のお店がひしめいているのにスペースには全体的にゆとりがあってよかった。
前売り券1200円を発券し、いざ会場へ!
海馬に刻まれるエリックとの邂逅
手渡されたパンフレットがちゃんとしたつくりでかわいい。
ちょうど着いた時間に、キッズステージでエリック・ジェイコブセンが歌ってるぞ!!!
エリック、知っているだろうか。というか、多分絶対知ってると思う。
NHKの教育番組『英語であそぼ』に1998年〜2016まで出演していたミュージシャンだ。
一緒に来ていた友人は初めはピンと来ていなかったが、「『英語であそぼ』の人だよ!」と言うと1人は「あっ、What you like to do〜♪」と彼が番組で歌っていた曲を歌い出し、そのフレーズを聴いた瞬間もう1人も「あっ…!絶対知らないと思ってたけど古の記憶が蘇った!」とアハ体験をしていた。
みんなの記憶の奥底に焼き付くエリック…。
彼は2022年現在も絶好調で、会場の子どもたちをめちゃくちゃ盛り上げていた。
『Head Shoulders knees and toes』の1曲であんなに人を盛り上げられることができるのかとマジで圧巻だった。
エリックを見られただけで満足度爆上がり、もう1200円の入場料の元は取れたなという気分に。
おいしいごはんと素晴らしいライブ
お腹がすいたのでフードコーナーへ。
気になるブースがいっぱいあったが、とにかく何か食べたい!という感じだったので、目についたカレーの列に並ぶ。
マッサマンカレーとパンプキンスパイスケーキをゲット。おいしい〜。友人が食べていたドライグリーンカレーも美味しそうだった。
普段、1組1組のお客に丁寧にゆっくり接客してそうなお店だったので、大量の人数をさばくのは大変そうだった。
カレーを片手にトクマルシューゴのライブを聴く。美しく軽快な歌声を聴きながら、「メンタリストDaiGoの弟もトクマルシューゴみたいな名前だったよな……なんだっけ、松丸亮吾だ」などと考えたりしていた。
見てるだけで楽しい雑貨たち
その後は会場をぐるぐる。
気になる旧ソ連のグッズやパーツ、存在感あるアンティーク家具や小道具などを散策する。
こういう、不要不急じゃないけどあると「なんかいい」と思えるもののよさというか滋味深さを最近感じるようになってきた。昔から不要不急の雑貨は好きだけど。
わちゃわちゃしながらかわいい袋やポストカードをゲット。
雨が降ってきて体が冷えたので、ジンジャーミルクを買う。おいし〜。
ジンジャーシロップの甘さが体を芯から温めてくれる。
そういえば家に使ってないショウガがあるから、ジンジャーシロップをつくってみよう。
それで、冬にジンジャーミルクをつくるんだ!
一通り会場をまわり、満足したので3人で高円寺に飲みに行った。
蚤の市のお買い物テンションを引きずったままだったので、駅前の輸入食品店でアンチョビペーストやら、チーズとトリュフのラビオリやら色々買ってしまう。楽しい。
てなわけで、東京蚤の市はとても楽しいイベントだった。
バルーンアーティストやパントマイムなど、キッズ向けの演目もあって子供もいっぱいいたし、何より一度にこんなにたくさんのアンティーク雑貨を見られる機会なんてない。
日本はもちろん、ヨーロッパの色々な国やアジアなど、さまざまな国の古くて良いものに触れられて、何かを買わずともほくほくの気持ちになった。
こんなにたくさんの出展者がいるのに、みんな「手紙社っぽい」素敵なお店ばかりだったのも良かった。全員がゆるく、「っぽさ」を共有してるって実はかなりすごいことだと思う。
モノのお店はもちろん、フードにもその哲学が感じられた。
そういえば蚤の市といえあ、子供の頃『ねんにいちどののみのいち』という絵本が大好きだった。動物たちが蚤の市で思い思いのいいものを買ってるのが楽しそうで、ずっと憧れてたんだよなあ。
だから今でも、フリーマーケットとか蚤の市とか、そういう言葉を聞くとわくわくしてしまう。
あってもなくても良いけど、あったら楽しくなるものたち。それを大事に集めて丁寧に受け継ぐ人たちが集まる場。いるだけで、心が満たされる感覚になった。
また行きたいな。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?