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フリースタイル陶芸に行ったよ〜絵付け、そして完成へ!〜

11月1日に、「フリースタイル陶芸」という自由な陶芸教室に行った記事をアップした。
〝何を作っても良い、誰でも参加できる、自由をモットー”にしている陶芸教室で、1つの作品をつくるのに2回教室に足を運ぶことになる。で、その2回目に行ってきたのでその様子をお届けしたい。

素焼きの状態から整えるよ

1回あたりの所要時間は3時間。1回目は造形まで行い、2回目の今回は、やすりがけと絵付け、釉薬がけを行う。
1回目から約3週間。前回造形した粘土が、素焼きされた状態でお出まし!

素焼き状態。ちょっとちっちゃくなってる?

ここから絵付けする前に、表面に出た「バリ」という細かいでっぱりをやすりで削っていく。やすりがけには表面をなめらかにする役割もある。

バリがあらかた取れたらOK。どれくらいのなめらかさを求めるかはお好みで。私はツルッとしすぎてるよりボテッと感がちょっとある方がいいなと思い、20分足らずでやすりがけは終わらせた。
というか、色付けに時間がかかるのでここはサッと終わらせるのが吉!と思う。

そして次はいよいよ絵付け!

表面が整ったら、色を付けていく。
素焼きの状態から、釉薬という、陶磁器の表面に塗って焼くことでガラス質に変わってツヤが出る薬にドボンと漬けるのもよし。
専用の絵の具で好きな色や絵をつけるのもよし。

絵の具にはいくつか種類があって、ヒューステン、下絵の具、色鉛筆など出したい色や目指す質感によって使うものを変える。ちなみに釉薬にもいくつか色・質感の種類がある。

ヒューステンという絵の具は、鮮やかな色が表現できてかわいいのだが、今ものすごい入手困難とのことでオプション料金が発生する。

私は一輪挿しとお香立てをヒューステンで色付け、おちょこを下絵の具で絵付けした。

色付け後!奥のチップが絵の具の発色見本で、これを見ながら色を決めるよ✌️

絵付けの最中に、運営のお姉さん達に1回目に教室に行ったときのnoteについて「書いてくれましたよね?」と聞かれて動揺する。

何でも「成功・幸福・お金 超ハック情報局」という胡散臭すぎるTwitterアカウントが私の記事を紹介してくれていたらしい。めちゃくちゃ笑う。あのnoteの何が「成功・幸福・お金」に繋がるのか皆目見当がつかないが、何にせよ紹介してくれたのはありがたい。


途中、動揺ついでにめちゃくちゃ貴重なヒューステンの入れ物をひっくり返してしまい、エプロンと床にぶちまける失態を犯してしまい、申し訳なくなった。

お姉さんがぶちまけられた絵の具を綺麗にすくい、容器に戻してくれた。その節はすみませんでした。

フリースタイル陶芸は時間との勝負でもある。1分でも過ぎると延長料金がかかるというシビアな面があるので、なんとしてでも時間内に終わらせないといけない。
その日は私と友人の他に2人組の女性客がいたのだが、2人はどうやら美大出身らしく、創作がノリに乗っているようだった。
残り15分を切っても造形が終わらなそうだったとき、主宰の近藤さんが両津勘吉が大原部長に追いかけられる時のBGMを流していて笑った。つられて焦る。

複雑な構造のものをつくった自分が悪いのだが、一輪挿しの色つけが細かく、完璧にやろうとするとめちゃくちゃ時間がかかる。
なんとしてでも時間内に終わらせねば!という一心で、半ばやっつけで「ええい!これくらいでよしとしてやる!」と終わらせた。

表面をつるんとさせるための釉薬にドボンとつけて、この日は終わり。
色付けした作品たちが一様に真っ白になったが、これを焼いたら透明になるらしい。
1つ100円のオプションで、おはじきを一緒に焼くと溶けていい感じになるということで、おちょこの底に1つづ入れることにした。

真っ白!どうなるのか楽しみ

作品の受け取りは2週間以降。どう仕上がるのかな!?とワクワクしながら教室を後にした。

陶芸後は激うまピザ屋さんへ

この日は16〜19時の回を予約していたので、一緒に来た友人と白金高輪で気になっていたレストランを19時半に予約していた。

ちょっと前に目の前を通りがかった時、店構えがあからさまに良い雰囲気だったので気になっていたのだ。

お店の名前はタランテッラダルイジ。ピザも他の料理もほんと〜〜においしくて、お店の雰囲気もイタリアに来たみたいで最高だったので、フリースタイル陶芸の後はぜひ。陶芸で集中力を使った後の脳にガツンとくる〜。人気店なので、予約は忘れずに!

絶品ピザ
腹パン過ぎて1時間くらい歩いた


できたぞ〜!見てくれ渾身の作品たちを!

そして2週間経って、受け取った完成作品がこちら!

じゃ〜ん!

思ってたより全体的に色が鮮やか!
ヒューステンで塗った一輪挿しの色が、パステルでかわいい〜。

おちょこの底に入れたおはじきもめちゃ良い感じだ。

改めて紹介すると、宝石が散りばめられた一輪挿し。宝石なのに陶器なのがかわいいかなとおもってつくった。

手前のが「朝焼けおちょこと夕焼けおちょこ」。
この年になって、朝焼けとか、夕焼けの空が好きだな〜としみじみ思うようになったのと、ちょうど日本酒を飲むおちょこが欲しいと思っていたのでペアでつくってみた。
朝焼けのベビーピンクの空と、夕焼けのマジックアワーを表現したかったんだけど…まあこれはこれでかわいいか。
おはじきも、夕焼けの闇に沈みゆくブルーと、朝焼けの光差すエメラルドが表現できているのでは!?

そして最後に地層みたいなお香たて。
時間と粘土が余ったからつくったのだが、意外と(自分の中では)クオリティ高くできて嬉しい。お香とか普段まったく焚かないけど、これを機におしゃれ生活スタートさせちゃおうかしら。

さっそく韓国で買ったお香を焚いたぞ

クオリティはまだまだだと思うけど、陶芸でこんなにフリーに好きなものをつくったのは初めてだし、完成品に愛着が湧く。
何よりつくってる最中、「ここ数年こんなに数時間何かに没頭したことあったっけ?」って思うほど集中した。最近ほんと何してるときも10分に1回はスマホ見ちゃうもんな。よくないよくない。
2回とも帰るときは脳に心地いい疲労感があって、気持ちよかった。

陶芸って簡単な体験教室で決められたものをつくるくらいしかできないと思ってたけど、その道を極めた職人じゃなくたって、好きなものをつくってもいいんだな〜と気付けたことが何よりよかった。

来年は本格的に陶芸はじめちゃおうかしら、と思えた体験でしたとさ。


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