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【幻想は捨てるべし】ミャンマー移住に必要な心構え5選 後編

ミャンマー人と結婚しミャンマーへ移住経験あり。現在は日本在住のちゃみです。

はじめましての方はこちらをどうぞ。

この記事は日本を脱出して海外へ移住を検討している方へ向けて
「ミャンマー移住は難しいよ」と書いている、夢の無い記事です。笑

現実的なことしか書いていませんので、それでもミャンマー移住を検討している方にちょっとでも目に留まればいいかなーという気持ちで書いています。

前編では物価の高さと家賃の高さについて書きました。

後編はこちらです。


その3 「お金ちょうだい」からは逃れられないと肝に命じるべし

どんなにヨレヨレの服を着ていても、現地人御用達の屋台で食事しようとも、あなたが日本人である限りはこのセリフからは逃れられません。

私の場合ですが、夫がミャンマー人で自分が日本人という場合だと、現地国側の方(つまり夫側)の方の友人やら知り合いやらがどんどん連絡をしてくるようになります。有名人の親戚がなぜか勝手に増えているのと同じです。笑

そしてだんだんと
子どものミルク代がなくて」
「ちょっと家賃が払えなくて」
「学校に行きたいんだけど厳しくて」
といった具合で次から次へと「お金貸して」問題が発生します。

日本人が単身でミャンマーへ移住する分にはそこまで言われないかもしれません。しかし我が家のように片方がミャンマー人だと簡単にミャンマー語で意思疎通できてしまうので、言われやすいという側面もあります。

またこれは仕事でも同じです。日本人がパートナーにいる、等と知った時点であれこれ理由をつけられて法外な値段を言われることもあります。

外国人であり続ける限りはこのお金問題はずっとついて回ります。
断りやすいセリフを用意しておくと共に、仕事ではスマートフォンで撮影するなどして、トラブルに巻き込まれないようにしましょう!

ちなみにちゃみが言われた金額で一番高額だったのは100万円でした!

***

その4 すべてにおいて賄賂が必要だと心得るべし

ミャンマーは超!賄賂文化です。
賄賂がなければ話が進みません。

賄賂のイメージって、なんとなくですが悪いことを押し通すために払うイメージだと思うんですが、そうじゃないんです。
当たり前のことを当たり前にやってもらうために賄賂が必要なことが相当多いんです。これは一般市民レベルでも浸透しています。

例えばビザを管理する場所や市役所等、書類関係や申請する際がその最たる例です。例えば順番通りに並んで待っているのに自分の名前が呼ばれない。なぜなら賄賂を支払って書類を速攻で作成してもらい、一番手で案内されるから。そうやって賄賂を払う人が多ければ多いほど、その順番は後回しになる。つまり、ちゃんと待って並んでいる方がバカをみる仕組みです。

自分が自分の順番を守ってもらうために、
期限通りに作成してもらうために、
そのために賄賂がいるんです。
悪いことをするために払うんじゃないんです。

こういった場面に数えきれないほど出くわしてきました。なので私も夫ももう賄賂には慣れたもんです。それが当然なので。
そのお金が惜しい人や払えない方だってもちろんいます。
その場合はただただ待っているだけです。いつ、だれがちゃんとやってくれるかわからないものを延々と待ち続けます。

私はこの賄賂文化が大嫌いです。ミャンマーで一番嫌いな部分です。
金を持つ者が全てを制する国であり、ミャンマー国内は不平等で満ち溢れています。

そういった意味ではこの不平等極まりない国でも優しい心を持った人がいることはすばらしいことです。

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その5 変な日本人は必ずいると覚えておくべし

ミャンマーにいる日本人で、私が言うのも何ですがちょっと変わっている人が多かったです。なんというか、失礼な人。もちろん、素敵な出会いもありましたし、今でも連絡を取り合う人にも恵まれました。

ミャンマーにいる人って大きく分類すると3つ。
・駐在できた
・結婚できた
・起業しにきた

きつかった質問はこれ。

・運転手いる仕事ですか?なんの仕事ですかと出会って1分で聞く人
・どこに住んでいるんですか?とエリアだけでなく具体的な場所まで聞く人
・自分の店が近所だからと無理やり案内して飲食させようとする人
・〇〇はもうミャンマーでは古いよねー・だめだよね、などと古参ぶる人

もちろん、すべての人がこうと言っているわけでは決してありません。いい人ももちろんいました。

なんというか、上記のような方っておそらく日本でどうにもならなかった人なんですよね。だから海外にきて、何かしてやろうと、自分はこんなものじゃないと、躍起になっている。大体がこじらせたオッサンです。
だから人に対して自然に高圧的というか、ナチュラルにマウントとりたがるんだなって思います。

余裕のある方はこんな人いませんでした。すごく良くしてもらえました。
なので、全てがこうじゃありません。

ミャンマーは約3000日本の日本人がいると言われていましたが、そのほとんどがヤンゴンですから出会う確率は高いです。気をつけてください。

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ミャンマーはもちろんいいところもありますが、これらの5つは当然のものとして移住されるのが良いかと思います。
誰かのお役に立てたら幸いです。

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ちゃみ
頂いたサポートは夫婦二人でミャンマーに関する物品購入に使わせて頂きます! (これまでにミャンマー語の辞書と食品購入に使わせて頂きました!)