過去との折り合い
ちゃんと向き合い、手放す必要のある思い
分かってはいても、放置してきた思い
やっと・・・・・・昇華出来た気がします。
離婚してから、付き合った彼。
仕事絡みの飲み会で知り合い意気投合。
すぐに一緒に住み始め、約2年で破局。
別れの予感はなんとなくありました。
帰ってくるのが段々遅くなり、
飲んで帰ってくる日が増え、
そんな中で、もしかして妊娠?という体調。
言えなかった……。
言えなかったまま別れ話、そして流産。
流産して初めて妊娠していたことを告げた。
処置での入院、手術…悲しくてやるせなくて。
終わって、麻酔から覚まされた時に、
「あ~!もう終わったの?…手術開始で、電気がパッとつく瞬間が見たかったのに」
お医者さんに言っても、仕方のない意味のないセリフを言っていた……。
看護師さんがきっと何か察するものがあったのでしょう。
もう1回リプレイで電気つけて再現してくれました。
その瞬間に大号泣。
もう戻れないあの頃。
一緒にいるだけで幸せだった。
外苑のイチョウ、
表参道のイルミネーション、
新年を迎える汽笛、
夏のBBQ、
ただフラッと行った居酒屋でさえも、
記憶の中に封印していました。
数年前から少しずつ向き合う勇気が出来て、
一緒に行った場所にも、ようやく行けるようになりました。
生きているのか、死んでいるのかも
分からない位に心が壊れたあの頃。
別れて別々に引っ越しても、
しばらくは時々会っていた2人。
今度はいつ会える?
そんな風に考える時間、
会えない時間を考えないように、
海外添乗員になりました。
そして段々と会う時間が減り自然消滅。
彼は別れの原因となった元彼女と結婚。
別れてから5年後に1度会ったから、
そこまでは知っています。
それから数年…今から10年以上前に彼のお母さんから電話がありました。
時差ボケで頭が朦朧している中の会話。
「彼から電話あった?何か聞いていない?」
という内容で、すぐ切れた電話。
気になって何度か彼に電話したけど、つながることはなかったです。
何があったのかはいまだに分りません。
一緒に住んでいた場所へ20年以上ぶりに行ってきました。
周りのお店は変わっていましたが、そのアパートは全く変わらずそのままでした。
あの窓から姿が見えなくなるまで、見送ったり見送られたりしたなぁとか、あの出窓に花を飾っていたなぁとか…
玄関に人がいて不審者に見えちゃうから、スマホを確認しているふりして、しばらくその部屋を見つめてから立ち去りました。
思い出すだけ思い出して、
忘れることは出来ないけど、
素直になれずに、後悔だらけの自分を昇華。
あの頃の想いとも「さよなら」と思ったら、
竹内まりや シングルアゲイン
やっと本当のさよなら出来る♪
この部分だけが頭の中をリフレイン
口ずさみながらの帰り道。
辛いこともあったはずなのに、
美化されすぎた思い出とさよなら!
縁切り榎にも行ってきたから、本当さよなら!
〜 旧中山道の縁切り榎です 〜
最後まで読んでいただき、ありがとうございました♡