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【ライブ】工藤静香 Shizuka Kudo「明鏡止水~piece of my heart~」Concert Tour 2024
「あたしなんて、何十年もいろいろ言われ続けてるけど、元気です!」
ライブの途中、彼女はキッパリ言った。そして、こんなことも。
「SNSであれこれ言われても、気にすることはない。個人的な意見としては、やりたいことは誰に何て言われてもやった方がいい。あーだこーだ言う人は、いざと言う時、手を差し伸べてはくれないだろう」
何かとややこしい世の中だけど、本当にそうだと思う。ストレスフルな人生を送らないためにも。
そういえば、昔、20世紀の終わり頃か、21世紀に入ったころ。台風が近づく稲村ヶ崎、海の中で彼女に会ったことをひさしぶりに思い出した。
「工藤静香が来てるぞ」
駐車場で誰かが言った。
当時、彼女はサーフィンをやってて、女性芸能人が波乗りするって珍しい時代。っていうか、今でもあんまり聞かない気がする。危ないし、日焼けはするし。
けっこういいウネリが入ってて、それっきり波乗りに夢中になってたが、女性サーファーと軽くぶつかりそうになった。
「ごめんなさ〜い」
その声が、工藤静香でびっくりしたっけ。
声は、今もあの頃のままだった。
新譜のリリースツアーだし、昔のヒット曲はそんなに歌わなかった。この曲、聴きたかったんだけどなぁ、『抱いてくれたらいいのに』。
この曲は歌ってくれた、『Blue Vevet』。
彼女は、こんなことも言っていた。
「14歳でデビュー、17歳でおニャン子に入ったあたしが、あと6年で還暦なんて信じられない」
「インスタを更新するのは、年齢を重ねていく自分に慣れてほしいから。年に1回見ると、老けたなって思うかもしれないけど、しょっちゅう見てれば慣れてくる」
客席からも数多く声がかかり、アットホームな雰囲気。でも言葉が刺さる。
おニャン子同窓会、ふと見たくなったりして。
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観た日:2024/09/16
LINE CUBE SHIBUYA
見出し画像:ライブ会場にて
(敬称略)