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『Ay, Qué Pesado』 Mecano 氷のような透明感と繊細さ


1987年、スペインに行った。何もかも初めて、新鮮だった。


今はもうあり得ないと思うけど、デパートの服売り場でおいしそうに煙草を吸ってた人が、踏んで火を消したのは、衝撃だった。まわりは燃えやすい服だらけ。


他にも、いろんなことを思い出す。



週末、公園で開かれていた蚤の市(El Rastro) で買った(違法複製)カセットテープ。今となってはこれももう存在しないだろう。



その1本。
Mecanoのアルバム "Entre el Cielo y el Suelo"。
空と大地の間に。sueloには「床」って意味もある。1曲めは、この曲 "Ay, Qué Pesado" (とても大変)





透明感。氷が思い浮かぶ。

この曲を初めて聞いた時は晩秋〜初冬だったけど、氷が溶けていく春のイメージ。



"Te Busqué" (君を探した)
このアルバムではこの曲が一番好きかも。
イントロが流れてくると、うずいたりして。


そして "Me Cuesta Tanto Olvidarte" (なかなか君を忘れられない)
この曲で透明感が極まった。スペインのイメージとは違うかもしれないけど。

1991年だったか、Mecanoのライブを観たことがある。Ana(ボーカル)は、当時、流行中だったジャン・ポール・ゴルチェのボンデージ的な衣装で登場して、ビックリ。YouTubeとかないから、予定調和にならない。スペインのライブは始まるのが遅いうえに、1時間以上遅れて開演。終わったのは午前3時ごろだった記憶があるけど、長い時間が経つなかで、デフォルメされたのかも。



彼らのことは、もう全然書き足りない。また、書きます。



見出し画像:ジャケット写真より



(敬称略)






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