『Southern Nights』Allen Toussaint
この曲を聞くと、昔々のアメリカ南部の風景が浮かんでくる。行ったこともないし、見たこともない風景。
どこからか漂う魔術的な雰囲気。そこには少年がいる。ちょっとジャングルめいた野原に座っている。
歳を重ねても、声はほとんど変わらなかった。亡くなる前年だったか、ビルボードライブ東京で生の演奏を聴くことができた。
グレン・キャンベルがこの曲をカバーし、1977年、全米でナンバー1を獲得。カントリー・チャートじゃなくて、ナショナル・チャート。でも、本家のバージョン、アラン・トゥーサンの声で歌われるこの曲が最高。
アラン父さんとかいった(マニアックな)ギャグもあったっけ。苗字からすると、フランス系かな。アメリカのクレオールを知る世代が、消えていく。
見出し画像:アルバムのジャケット写真より
(敬称略)