あんたにあの人たちの生活想像できんの?て言われた夜の話
頑固一徹。そんなあだ名がついても仕方ないくらい、昔から無駄に正義感が強かった(あだ名つくのは絶対に嫌やけど)。
そんな一徹が、自分の正義感の薄っぺらさに気づかされた出会いが、20歳そこそこの時にあった。
先輩と呑みにいくと、お店に赤ちゃんをつれてきた若い女性が2人入ってきた。そこは、なんか...音楽もうるさいし、タバコ臭いし、お酒嫌いだし...早く帰りましょうと真顔で何回も先輩にいうくらいの場所だった。そんな場所に赤ちゃんが2人目に飛び込んできた。20歳そこそこのわたしは