自己意識がたかいたか〜い
赤子をあやすように、自分自身の「自己意識がたかいたか〜い」をしてしまう人間が私だ。
自己意識が高いので、周りの目がすぐに気になってしまう。小さい頃からずっと自分ではなく他人を中心にして生きてきた。自己意識が高いというのは厄介である。
そもそも自己意識というのは、公的と私的なものに分けられる。公的自己意識とは容姿や言動などの他社から見える部分に注意を向ける傾向があり、内的自己意識は感情など自分自身に注目がいく傾向を指す。私は圧倒的に前者の人間である。
あああああああ、ちょっと待ってくれ、だめだ。もうすでに公的自己意識が高い自分の性格が文章に出てしまっている。「前から知識として知ってましたよ?」みたいな顔で書いているが、公的とか内的なんてさっきググって調べて知ったばかりの知識だ。「そもそも自己意識とは〜」なんて、知識をひけらかしている自分が恥ずかしい。公的自己意識が高いので、文章を書きながら「頭が良い」「かっこいい」と思われたい気持ちが先行してしまっている。「自己意識に加えて、自己顕示欲もたかいたか〜い」な人間が私だ。
取り乱してしまったが話を戻すと、公的自己意識が高いと困ることがある。常にカッコつけようとするので、周りに弱味を見せられないのだ。弱味を見せられない人間は、組織の弱点になる可能性がある。なぜなら「助けて」と言えないからだ。周りもフォローすることができず、自ら沼にズブズブとハマっていってしまう。「自己意識に加えて、自己顕示欲も所持しながら、強がりな心もたかいたか〜い」な人間が私だ。
あああああああ、ちょっと待ってくれ、だめだだめだ。「弱味を見せられない人間は、組織の弱点になる可能性がある」という文章もカッコつけてるよな?な?こんな駄文なんて、「うんこ!うんこ!僕はうんこ!プライドが高いうんこマン!」みたいなの書いておけば充分だ。弱味を他人に見せられないので、自分をさらけ出すのがどんどん下手になっている。カッコつけた文章を書いてしまう。「自己意識に加えて、自己顕示欲も所持しながら、強がりな心で弱味を吐けず、プライドもどんどんたかいたか〜い」な人間が私だ。
さて、とっ散らかってきたので、そろそろ文章をまとめていきたい。色々と書いてきたが、自己のだめな部分を「たかいたか〜い」し続けた結果として今の自分がいる。「たかいたか〜い」して自分自身を甘やかしてきたツケの集合体が私自身である。
ああ、悲しい。このままだと結婚して子供を「たかいたか〜い」できる未来なんてほど遠い。自分自身のだめな部分は山ほど「たかいたか〜い」できるのに……
「自己意識に加えて、自己顕示欲も所持しながら、強がりな心で弱味を吐けず、プライドを崩せないくせに、自己肯定感はひくいひく〜い」な人間が私だ。
終わり。
あああああああ、ちょっと待ってくれ、だめだだめだだめだだめだ。最初の文章を伏線回収的っぽい感じにして、最後の一文を「ひくいひく〜い」で終わらせて、「なんかキレイに文章を終わらせた」感をだして、「ああ、今日も良い文章書いたな」と思ってしまっている自分がいる。あああああああ、恥ずかしい。「自己意識に加えて、自己顕示欲も所持しながら、強がりな心で弱味を吐けず、プライドを崩せないくせに、自己肯定感は低いわりに、小手先で文章を書く技術だけがどんどんとたかいたか〜い」な人間が私なのである。誰か本当に私を「たかいたか〜い」して赤子のようにあやしてくれ。