KaTeXを使い、noteで表を作ろう
実は、noteで表が作れます。KaTeX、いや$${\KaTeX }$$を使います。
$${\KaTeX}$$のキホンはnote公式が教えてくれてますが、自分なりに紹介しておきます。特徴はHTMLを使っているので表示が早いということです。
使用方法が2パターンあり、①インライン数式 と②ディスプレイ数式 の2つです。
①インライン数式
数式にしたい部分を$${ \$ \$ \{ \} \$ \$ }$$で囲みます。
[入力]
$${n}$$を自然数としたとき、$${2n}$$は偶数になる。
[出力]
$${n}$$を自然数としたとき、$${2n}$$は偶数になる。
②ディスプレイ数式
段落全体を$${\$\$}$$で初めて$${\$\$}$$で終わると使えます。中括弧'$${\{\}}$$'は必要ありません。
[入力]
$$
x^{2}-1 = (x+1)(x-1)
$$
[出力]
$$
x^{2}-1 = (x+1)(x-1)
$$
ただ、noteとの兼ね合いによりHTML記法は使用できません。
ちなみに、$${\TeX}$$といっしょなので'\\'で改行、スペースはquadなどを使えます。
表を作ろう
$${\KaTeX}$$のarrayを使います。noteでは$${\TeX}$$であるtableが使えないのでこれで工面します。
[入力]
$$
\begin{array}{|c||c|}
\hline
\text{コアラ} & \text{有袋類} \\
\text{ウォンバット} & \text{有袋類} \\
\text{エミュー} & \text{有袋類ではない} \\
\hline
aiueo & \text{aiueo} \\
\hline \hline
\displaystyle\sum^{n}_{i=1} i & \dfrac{1}{2}n(n+1) \\
\hline
\end{array}
$$
[出力]
$$
\begin{array}{|c||c|}
\hline
\text{コアラ} & \text{有袋類} \\
\text{ウォンバット} & \text{有袋類} \\
\text{エミュー} & \text{有袋類ではない} \\
\hline
aiueo & \text{aiueo} \\
\hline \hline
\displaystyle\sum^{n}_{i=1} i & \dfrac{1}{2}n(n+1) \\
\hline
\end{array}
$$
使い方
まず、
$$
\begin{array}{}
\end{array}
$$
を書きます。
列の数だけオプションを決めます。'r'は右揃え、'c'は中央揃え、'l'は左揃えです。'|'で縦線を引けます。
その後、行ごとに値を入れていきます。'&'で値を変えます。数式以外はtextで囲んであげるとバグが起きにくくて安心かなと思います。行の入力が終わったら'\\'で改行します。
hlineで横線を引けます。
ちなみに普通の式も書けます。
[入力]
$$
\begin{array}{rcl}
\sin ^{2} \dfrac{\theta }{2} & = & 1-\cos ^{2}\dfrac{\theta}{2} \\\\
&=&\dfrac{2-2\cos ^{2}\dfrac{\theta}{2}}{2} \\\\
&=&\dfrac{1-(2\cos ^{2}\dfrac{\theta}{2} -1)}{2} \\\\
&=&\dfrac{1-\cos \theta}{2}
\end{array}$$
[出力]
$$
\begin{array}{rcl}
\sin ^{2} \dfrac{\theta }{2} & = & 1-\cos ^{2}\dfrac{\theta}{2} \\\\
&=&\dfrac{2-2\cos ^{2}\dfrac{\theta}{2}}{2} \\\\
&=&\dfrac{1-(2\cos ^{2}\dfrac{\theta}{2} -1)}{2} \\\\
&=&\dfrac{1-\cos \theta}{2}
\end{array}
$$
みなさんも$${\KaTeX}$$を使って表を書いてみてくださいね。まあ別に画像でもいいんですけど、この世にはダークモードしか使わない人間だっているということも覚えてあげてくださいね。