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警視庁の警察官の本音:休みは取れるけど採用前に知って欲しい事があります

元警察官・桜井陸です。
今回は警視庁の警察官として地域課や交通課でご活躍された武田さん(男性・仮名・現在は大阪の民間企業に転職)から警視庁で働いた本音の感想を聞いたのでご紹介します。

結論的にはこの4つ

①警視庁の地域課は分業制のため、業務知識を増やすなら内勤(刑事課や生活安全課)に入る必要がある。
➁内勤に入るには講習を受ける必要がある。(倍率高め)
③警視庁には地方出身者も多い
④全国的に見ても勤務時間や休みが優遇されている

が特徴です。

警視庁で働くメリットやデメリット、地域課(交番勤務)の実情、内勤の入り方、勤務時間、人間関係…。
ここでしか見ることができない情報ばかりなので、警視庁で働きたい方はぜひ最後までご覧ください。

警視庁に採用される前に知っておこう【仕事内容・勤務時間・休日】

出典:警視庁の交番について

警視庁の仕事内容

仕事に関しては東京でも地方でもすることは同じと考えてもらっていいと思います。
ただ、警視庁は基本的には分業ですので個人の負担は少ないです。

これだけ見るとよく見えますが、個人個人が仕事以上の努力をしないと力がつきません。
110番処理や地域の取り扱いだけでは最低限の知識や経験のみしか得られず、それ以上の成長ができないと思います。

よって専務(内勤)経験を積んだ人や自発的に勉強できる人と比べ個人個人の能力の格差が大きくなりやすいです。(一概には言えませんが実際、警視庁の地域課員はできるできないの能力の開きがかなりあるように思います)

ですので様々な事案処理を経験し、実績を挙げ、捜査講習を希望して専務経験を積むか、勉強して昇任するのが良いかと思います。
講習希望者は枠が限られているので、職員が多い警視庁ではおのずと倍率が上がります。そこを勝ち抜いてほしいですね。

【参考記事】生活安全課など内勤で働く方法とは?

講習に行けないとずっと地域か機動隊に行くことになります。
最近は機動隊希望者が少ないので機動隊を避けるために是が非でも講習にという人もいます。
ですが、結局講習にも行かず、機動隊にも行かず地域に残ってしまうと腐ってしまいがちです。

その後もずっと地域で過ごすことになりますからね。
それが悪いとは言いませんが、やはり警察官としての幅が広がりませんので目標を持って自分の目指すところに向かって頑張ってほしいですね。

参考:来てみて学ぶポリスミュージアム

『警視庁は幅広い業務が経験できる』のウソ

次の疑問に回答します。
警視庁は多岐に渡る業務があります。
それは全国一でしょう。

それはそれで魅力なのですが、多岐に渡る業務あるといっても自分がやりたい仕事ができるかどうかは全く別問題です。

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