年末にエンディングノート
年末の大掃除はその年の棚卸しのようなものだ。
きれいに整えてその年を振り返り、新しい年に目を向ける。
年末にエンディングノートを自作した。
癌になる前から私は何度かエンディングノートを作っている。
最初は市販のもの。
次にハンドメイドのものを取り寄せて。
そして今年はCanvaを使って自作した。
▲セブンイレブンの小冊子印刷でプリントアウトした完成品がこちら
エンディングノートを自作した理由
1 市販品じゃ物足りなくなってきた
市販のエンディングノートは不特定多数の人が使えるようになっている。
だけどどこか使いづらい。
だって私のためのノートじゃないから。
私にとって家系図は伝えておかなきゃいけないことじゃないし、逆にデジタル資産については、家族によろしく伝えておきたい。いまどき通帳もないような口座だってある。
そんなことを考えていたら、いらないものと足りないものがある市販のエンディングノートは、なんだか書きづらくなっていた。
2 毎年伝えたいことは少しずつ変わる
エンディングノートは書いて終わりじゃない。生きている限り人との関係も変わるし、サブスクは増えたり減ったりする。
その都度書き直すほどこまめでない私にとっては年末の節目にエンディングノートを作るのがちょうど良いタイミングだ。
あと手書きだと私の字では肝心のパスワードが読めないかもしれない。それでは本末転倒だ。
クセのある字を自覚している人は、重要なパスワード類を伝える時に手書きはしないほうがいい。
3 エンディングノートっていう言葉があまり好きじゃない
集大成なのかもしれないけれども「いやまだ死んでないから、そこまでギリギリじゃないから」との思いもある。
だからタイトルはエンディングノートじゃなく、「もしもにそなえるノート」にした。
気持ちとしては引継書である。
エンディングノートの内容
私が死んで家族から私が1人かけたとしても、家族にはこれからも続いていく日々を慈しんで生きて欲しい。
だから好きな色、好きな香り、好きな食べ物、楽しかった思い出も書いてある。
私が何が好きで何を大事にしていたかもわかるように。