【8mile】宿題じゃない感想文。
2002公開、アメリカ映画。
ビートが支配するシェルターを、メッセージでぶち壊せ。
世界中で周知されているが、それでも言わずにいられない。ジミー役・エミネムのラップがすごい。徐々に自信をつけ、最後に何もかも脱ぎ捨て爆発させる。その抑揚が、演技はもちろんラップにすべて込められている。特にラストは圧巻だ。宿敵パパ・ドクの沈黙にも頷ける。
自然と笑みがこぼれるシーンがある。母親にもらった車の修理をしながら、カーステレオの音楽に合わせてジミーがフリースタイルを披露する。過激なワードや表現が満載だが、なぜか温かみのある一幕だ。もしもエミネムが気の知れた仲間とサイファーするなら…と想像してしまう仕上がりになっている。
どんでん返しの展開はないが、エンドロールまで楽しめた。出演者全員の頭にはずっとビートが流れていたのではないか?と勘繰るほど、終始セリフにはリズムが感じられた。それが飽きずに鑑賞できた一因かもしれない。
画像引用元 https://www.google.co.jp/amp/s/eiga.com/amp/movie/5670/