赤色3号について①

早くも1月中旬になり、
今週末は大学入学共通テストもあります。

今朝は千葉県沖で地震があったり、
日向灘での地震との関連も気になるところではあります。

17日(金)にかけては前線を伴った低気圧が発達しながら、
北日本付近を通過し、
低気圧から延びる寒冷前線が本州付近を通過するそうです。
今週末は、
天気が崩れて寒くなりそうです。

今日は、合成着色料についての記事です。

7 Things You Need to Know About the Red No. 3.
The Epoch Times.
2025年1月15日

赤色3号は、発がん性があるため化粧品での使用が禁止されている合成染料だが、30年以上もの間、食品や医薬品での使用が認められていた。今、この長年の矛盾がようやく解決されつつある。1月15日、米国食品医薬品局(FDA)は、赤色3号を食品や摂取薬に使用することを禁止した。動物実験でこの染料ががんと関連していることを指摘したためだ。この決定は、発がん性添加物を禁止するデラニー条項に根ざしており、人体への実際のリスクをめぐる議論が続いているにもかかわらず、合成食品着色料に対する懸念が高まっていることを示している。

赤色3号は、
日本では特に禁止されていないようです。
楽天なんかでも、
気軽に買えるみたいですね。

1. 赤色3号とは?
赤色3号、別名エリスロシンは、食品、飲料、医薬品に鮮やかなチェリーレッドの色合いを与える合成染料です。アーモンド、トルティーヤチップ、フルーツカップ、ビーフスティックなど、意外な食品にも使用されています。栄養補助食品のシェイクにもこの染料が含まれており、色が二次的なものと思われる製品にこの染料が必要なのか疑問視されています。
消費者向け製品の透明性を推進する非営利団体、環境ワーキンググループ(EWG)によると、赤色3号は同グループのデータベースに登録されている少なくとも3,023の製品に使用されている。現在、食品や医薬品への利用に焦点が当てられていますが、赤色3号は栄養補助食品、化粧品、ペットフードにも使用されています。

「エリスロシン」というと、
抗生剤(エリスロマイシン)の商品名が有名ですが、
別物のようです。
ややこしい。

有機ヨウ素化合物であり、
タンパク質と結合し易いので、
タンパク質の染色に用いると、
着色された状態が保たれやすいという特徴があります。

2. なぜ赤色3号は危険だと考えられているのでしょう?
赤色3号は数十年にわたって精査されてきた。1980年代には、この染料を大量に摂取すると雄のラットの甲状腺がんにつながるという研究結果が発表され、FDAは1990年までに化粧品や外用薬への使用を禁止した。しかし、こうした調査結果にもかかわらず、食品や経口薬への使用は合法のままだった。
赤色3号のような合成着色料は、発がんリスク以外にも、子供の行動や注意力の問題と関連している。一部の研究では、これらの着色料は敏感な人の多動性を悪化させる可能性があることが示唆されており、天然の代替品を求める声が高まっている。証拠はまだ確定していないが、こうした懸念が食品添加物に対する世論を形成している。

人間での影響は未確定ですが、
ラットに長期大量投与すると、
成長に悪影響を与える事が判明し、
甲状腺腫瘍が発生したとの報告があるそうです。

「大量じゃなきゃいいでしょ」という声もありそうですが、
もともと健康な人(子供)に対して、
見た目をよくして、売れるためだけに添加するなら、
「禁止してもいいのでは?」と思います。
少なくとも、
消費者に「こういうリスクがあるかも」っていう情報は、
開示してほしいですね。

3. 最近の禁止措置のきっかけは?
FDAの最近の禁止措置は、23の団体と科学者が支持する公益科学センター(CSPI)による2022年の請願を受けて行われた。請願は、食品中の発がん性化学物質を禁止するデラニー条項を主張した。CSPIは、数十年前に発がん性物質として警告された赤色3号は、もっと早く禁止されるべきだったと主張した。「これは考えるまでもないはずだった」と、CSPIの元コンサルタントで上級科学者のリサ・レファーツ氏は大紀元に語った。「FDA自身が1990年に、これががんを引き起こすと発言していた」。しかし、現在まで何の対策も講じられていない。研究を再検討しても、以前の研究結果と矛盾する証拠は見つからず、遅れが浮き彫りになったとレファーツ氏は述べた。
請願書の作成に協力したレファーツ氏は、禁止措置のタイミングはバイデン政権の終焉が近づいていることと関係があるのではないかと推測した。「FDAはこの請願書への対応が遅れている」と同氏は述べ、政権の任期が終わる前に功績を主張するためにFDAが今行動した可能性があると付け加えた。世間の意識の高まりと消費者の需要も、禁止令に影響したと思われる。最近公開されたドキュメンタリー「To Dye For」の制作者が運営するFacebook グループ「Dye-Free Family: Swaps, Recipes, and Resources」には、約 70 万人のメンバーが参加している。グループのメンバーは、これはアメリカ製の製品に含まれる多くの人工染料の 1 つに過ぎないと指摘し、製品について警戒を怠らないよう警告している。

30年以上前から化粧品には、
使用禁止になっていたのに、
なぜ今頃規制するのか不思議ですが、
いろいろ政治的な理由やら、
外圧(SNS)なんかも絡んでいるようです。

日本も、すべからく現状維持のことが多いのですが、
海外からの外圧には極端に弱いので(今話題の某TV局など)、
近々禁止になるかも?

長くなったので続きは次回にします。



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