下肢静脈瘤について。その①。

今日も、昨日と同じくやや不安定な天気のようです。
今朝、早朝にスマホから地震速報がなってびっくりしました。
関東ではほとんどゆれなかったようですが。
設定で緊急速報をオフにできるようなので、
早速オフにしてみました。
これで安眠できる?

今回は下肢静脈瘤です。
ふくらはぎとかに、
くねくねした青色の静脈が盛り上がってる人をたまに見かけますが、
それですね。
見た目の問題のほか、
どんな影響があるのでしょうか?

Mayo Clinicより
Varicose veins。

下肢静脈瘤とは?
下肢静脈瘤は、ねじれたり拡大した静脈のことです。皮膚の表面に近い(表在性)静脈はすべて静脈瘤になる可能性があります。下肢静脈瘤は、一般的に足の静脈に影響を与えます。立ったり歩いたりすると、下半身の静脈に圧力がかかるからです。
多くの人にとって、静脈瘤やクモ状静脈(静脈瘤の一般的な、軽度のバリエーション)は、単に美容上の問題ですが、痛みや不快感を引き起こす可能性もあります。時には静脈瘤は、より深刻な問題につながることがあります。

見た目だけではなく、
痛みや不快感等の症状もおきることがあるようです。


症状について

クモ状静脈
静脈瘤は痛みを引き起こさないことが多いです。静脈瘤の兆候・症状は以下の通りです。
・暗紫色または青色の静脈
・ねじれて膨らんでいるように見える静脈、しばしば脚のコードのように認められます。

静脈瘤に痛みが伴う場合、以下の症状も合併する可能性があります。
・脚の痛みや重い感じ
・下肢の灼熱感、ズキズキ感、筋肉のけいれん、むくみ
・長時間座ったり立ったりした後の痛みの悪化
・一つまたは複数の静脈の周りのかゆみ
・静脈瘤の周りの肌の色の変化

クモ状静脈は、静脈瘤と似ていますが、より小さいものです。クモ状静脈は皮膚の表面に近く、しばしば赤色または青色をしています。
クモ状静脈は脚にできますが、顔にもできます。大きさは様々で、蜘蛛の巣のように見えることが多いです。
 


見た目の問題だけではなく、
症状がでると大変ですね。
網目状静脈瘤は皮下の浅いところにある、
直径2~3mmの細い静脈が拡張した状態で、
膝の後ろなどにできやすく、
血管が青く、網の目のように浮き上がっているように見えるそうです。

原因
弁が弱かったり、損傷していると静脈瘤になることがあります。動脈は、心臓から体の残りの部分に血液を運びます。静脈は、心臓に体の残りの部分から血液を返します。心臓に血液を戻すには、脚の静脈は重力に逆らって血を流す必要があります。
下肢の筋肉の収縮がポンプの役割を果たし、弾力性のある静脈の壁が血液を心臓に戻すのを助けます。静脈の小さな弁は、血液が心臓に向かうときに開き、血液が逆流するのを止めるために閉じます。この弁が弱かったり損傷していると、血液が逆流して静脈に溜まり、静脈が伸びたりねじれたりすることがあります。


静脈の弁の損傷が原因です。
太ももや足の付け根のあたりの静脈(主に大伏在静脈)の弁が、
壊れると逆流が生じ、
足に血液が溜まってきて、
静脈がこぶのように膨らみ浮き出てくるそうです。


危険因子
静脈瘤を発症するリスクは、以下のような要因によって高まります。
①年齢:加齢により、血流をコントロールする静脈の弁が摩耗し、損傷します。最終的には、静脈弁の障害により、静脈血の逆流がおこり、静脈瘤が形成されます。
性別:女性の方が発症しやすいと言われています。女性ホルモンは静脈壁を弛緩させる傾向があるため、月経前や妊娠中、更年期などのホルモンの変化が要因になる可能性があります。避妊薬などのホルモン治療は、静脈瘤のリスクを高める可能性があります。
妊娠妊娠中は、体内の血液量が増加します。この変化は、成長する赤ちゃんの為だけでなく、足の静脈を拡大する可能性があります。
家族歴:他の家族が静脈瘤を持っている場合、あなたもそうなる可能性が高くなります。
肥満:太り過ぎは、静脈に負担をかけます。
長時間立ったり座ったりすること:運動は、血液の流れを助けます。
 


3大原因として
①立ち仕事( 理容師・美容師・調理師・板前さんなど)
② 妊娠・出産
③遺伝
があります。
女性に多く、成人女性の4割になんらかの静脈瘤があるそうです。

合併症
静脈瘤の合併症は、まれではありますが、生じることがあります。
潰瘍痛みを伴う潰瘍が静脈瘤の近くの皮膚、特に足首の近くにできることがあります。通常、潰瘍ができる前に皮膚の変色した部分が始まります。
血栓:時に、脚の深部にある静脈が拡張し、脚の痛みや腫れを引き起こすことがあります。持続的な脚の痛みや腫れは、血栓の兆候である可能性があります。
出血:皮膚に近い部分の静脈が破裂することがあります。通常、軽い出血で済みます。
 


合併症の補足です。

1.色素沈着、皮膚炎や湿疹。
2.脂肪皮膚硬化症(皮下脂肪が硬くなる)
3.皮膚潰瘍、出血(皮膚に傷ができて治らなくなる。出血することも。)
4.血栓性静脈炎(静脈瘤内に血液の塊ができて、炎症を起こし、痛みを生じる)
5.肺動脈塞栓症(静脈瘤内にできた血液の塊が、移動して肺動脈に詰まる(稀)。)
などがあげれらてます。

予防
血流と筋肉の緊張を改善することで、静脈瘤を発症するリスクを減らすことができるかもしれません。静脈瘤の不快感を治療するのと同じ方法が、静脈瘤の予防にも役立ちます。以下のことを試してみてください。
ハイヒールやきつい靴下は避ける
・定期的に座ったり立ったりする姿勢を変える
食物繊維が多く、塩分の少ない食事をする。
運動する
・座っているときや横になっているときに脚を上げる
体重に気をつける
 

予防法の補足です。

1.毎日ふくらはぎの筋肉を使ってよく歩く
2. 体を締め付けるような下着も避ける。
3.立ち仕事の方は、1~2時間に一度休憩を取る。
4.その際は足を少し高くして休む。
5.立ち仕事中も、なるべく歩く、足踏みをする、爪先立ちをする等、ふくらはぎの筋肉を使う。
6. 座っている時も、長時間同じ姿勢を取り続けない
7.寝るときは、足を体より少し高くする。
などで予防できるそうです。気を付けましょう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?