鼻血について

今朝は曇りでやや暑さがまし?だったように感じました。
先週の週間天気予報では、
今日くらいから、
そろそろ真夏日が終わるかと思っていましたが、
明日も最高気温36度の予報です。
日曜位からようやく30度切る予報となっていますが、
どうなるんでしょうね。
台風も15号が発生したようですが、日本には来ない模様です。

今回は

Cleaveland Clinic から 
nosebleeds (epistaxis)です。


鼻血とは?
鼻血とは、鼻の内側にある組織から血液が失われることです。約60%の人が、一生のうちに少なくとも1回は鼻血を出すと言われています。鼻は顔の真ん中に位置し、鼻の裏には表面に近いところに多くの血管があるため、傷つきやすく、鼻血が出やすいのです。

鼻の穴の皮膚と粘膜が移り変わるところ(入り口近く)に、
「キーゼルバッハ(Kiesselbach)部位」という
細く小さな血管が集まる部分があります。
鼻血の多くは、
空気の乾燥や鼻炎などで鼻の粘膜が弱くなって傷つき、
この細く小さな血管が破れて起こるものです。

40%の人は、
鼻血をださないとのことですが、
誰でも一度くらいは、
出したことあるんじゃないでしょうか?


鼻血は重病?
ほとんどの鼻血は深刻なものではなく、自宅で対処することができます。しかし頻繁に鼻血が出る場合は、受診しましょう。鼻血の中には、鼻の奥からでるものも少なくありません。これらの鼻血は通常、大きな血管を巻き込み、多量の出血をもたらし、危険な状態になることがあります。特に、けがをした後に出血し、鼻を直接圧迫して20分経っても出血が止まらない場合は、受診が必要です

鼻の奥(咽頭)から出る場合は止まりにくく、
当直中に処置しても止まらない場合、
夜中に耳鼻科医師に対応してもらったこともありました。


鼻血の種類
①前鼻出血:

鼻の前方、鼻の両側を隔てる壁の下側でおこります。この部分の毛細血管や細い血管はもろく、簡単に破れて出血することがあります。最も一般的な鼻血のタイプで、通常は深刻なものではありません。このタイプの鼻血は子供に多く、通常自宅で対応できます。
②後鼻出血:
鼻の奥のほうで起こります。この鼻血は、喉の近くにある鼻の奥の部分にある太い血管からの出血によって起こります。前鼻出血よりも重篤な鼻血となることがあります。出血量が多くなり、のどの奥に流れ込むこともあります。すぐに受診が必要な場合があります。成人に多くみられます。

私も小学校高学年くらまでの時は鼻血が出やすかった記憶あります。
鼻ほじってたわけでは無かったと思うんですが
(いや、ほじってたのか?)。

当時、光化学スモックなんかも、
良くでてたんでそのせいかと思ってました。


鼻血の原因
①空気の乾燥:最も一般的な原因
です。空気の乾燥は、暑くて湿度の低い気候や、暖房された室内空気によって引き起こされます。どちらの環境でも、鼻粘膜が乾燥し、こすったりつまんだり、鼻をかんだりすると、出血しやすくなります。
鼻をほじる。鼻に物を入れる。
③風邪および副鼻腔炎で、特にくしゃみ、咳、鼻をかむことを繰り返す。 ④鼻や顔のけが。
⑤(非)アレルギー性鼻炎
血液をサラサラにする薬物(アスピリン、非ステロイド性抗炎症薬、ワルファリンなど)。
コカインなどの鼻から吸入する薬物。
化学的刺激物(掃除用具に含まれる化学物質、職場の化学煙、その他の強いにおい)。
⑨高所での作業。高度が高くなるにつれて空気が薄くなり(酸素不足)乾燥します。
⑩鼻中隔の逸脱 (鼻の両脇を仕切る壁の形が異常)。
⑪かゆみ、鼻水、鼻づまりを治すための鼻腔スプレーの頻繁な使用。これらの薬(抗ヒスタミン剤や充血除去剤)は、鼻の粘膜を乾燥させることがあります。
⑫その他:高血圧。アテローム性動脈硬化症。アルコールの使用。血友病、フォンウィルブランド病、白血病などの出血性疾患。顔面および鼻の手術。鼻の腫瘍。鼻ポリープ。免疫性血小板減少症。白血病。遺伝性出血性毛細血管拡張症。妊娠。

一般的なのは、
空気の乾燥、鼻ほじり、鼻かみすぎってとこでしょうか。

日本ではコカイン常用者とかは見かける機会ないです。

急に血圧があがって、鼻血がでることも。

血管収縮薬が入った点鼻薬は、
長期使用で薬剤性鼻炎をおこします。
使うときは短期間にしましょう。


鼻血を止めるには?
・まずリラックスして、口で呼吸する。
背筋を伸ばして座り、頭を少し前に傾ける。こうすることで、血液がのどに流れ込み、吐き気、嘔吐を起こす可能性が減ります。
・横になったり、頭を足の間に入れたりしないでください。
・ティッシュか湿らせたタオルで鼻血を受ける。
親指と人差し指で、小鼻の柔らかい部分をつまむ
・鼻梁を形成する硬い骨の隆起に対して、鼻の柔らかい部分を挟み込むようにする。(鼻の骨のある部分やその上をつまむと、出血を止めるのに役立つ圧力がかかりません。)
・少なくとも5分間鼻をつまみ続ける。
・まだ鼻血が出ている場合、さらに10分ほど鼻をつまみ続ける。
・鼻筋に氷嚢を当てると、さらに血管が収縮し出血が少なくなります。
・出血が止まったら、前かがみになったり、力を入れたり、重いものを持ち上げたりしない。数日間は、鼻をかんだり、こすったりしない。

鼻骨(鼻の硬いところ)では無く、
小鼻をつまむとのことですね。

血液は飲み込むと気持ち悪くなるので、
なるべくはき出しましょう。

どのようなときに救急病院に行く?
・上記の手順で鼻を直接圧迫して15-20分以上経過しても出血が止まらない場合。
・出血が急激である、または出血量が多い(カップ1杯以上)。
・呼吸が困難な状態である。
・大量の血液を飲み込んだため、嘔吐している。
・頭を打った後、または重大なケガ(落下、交通事故、顔や鼻を強打した)をした後に鼻血が出た。
・ 頻繁に鼻血が出る。
・貧血の症状がある(脱力感や失神、疲労感、寒気、息切れ、皮膚の青白さ)。
・2歳未満。
・血液をサラサラにする薬(アスピリンやワーファリンなど)を服用している、または血液凝固障害があり、出血が止まらない方。
・新しい薬を飲み始めてから鼻血が出たと思われる方。
・鼻血が出るだけでなく、体中に異常なあざ(紫斑)がある。

あまり我慢しすぎないで、
止まらないときは病院にいきましょう。

鼻血の治療法
①鼻腔パッキング。
ガーゼまたは、特殊な器具を鼻に挿入して、出血した場所に圧力をかけます。多くの場合、24~48時間そのままにしてから、医師が除去します。
②薬の調整・処方。血液をサラサラにする薬の量を減らしたり、止めたりすることがああります。血圧をコントロールする薬も必要な場合があります。血液を固まりやすくする薬が処方されることもあります。
③焼灼術。この処置では、硝酸銀または電気メスを適用して、出血している血管を焼灼します。
④異物が鼻血の原因である場合は、異物の除去を行います。
⑤鼻血の原因である場合は、鼻の骨折の外科的修復や偏位した中隔の矯正を行います。

よく、ボスミン(血管収縮剤)を薄めて
しめらせたガーゼを使ってますが、
だらだら液体が垂れてくるし、
さほど効かないので、
ゲンタシン軟膏をたっぷり塗りたくったガーゼを
詰め込む方法を耳鼻科の医師に教えてもらってからは、
その方法でだいたい止まってる気がします。


鼻血の予防
・生理食塩水の点鼻スプレーや生理食塩水の点鼻薬を1日2~3回、それぞれの鼻孔に使用して、鼻腔を湿らせてください。
・暖房器具に加湿器をつけたり、夜、寝室で加湿器を回して、空気に水分を含ませる。水溶性の鼻腔用ジェルや軟膏を綿棒で鼻の穴に塗る。
 ・あまり強く鼻をかまない。くしゃみは口を開けてする。
・指など、固いものを鼻の中に入れないようにする。
アスピリンやイブプロフェンなど、出血を増やす可能性のある薬の使用は制限する。
・薬の調整。(抗凝固薬など、かかりつけ医にて)
喫煙をやめる。喫煙は鼻を乾燥させ、刺激を与えます。
子どもの爪は短く


なかなか、日常的に鼻にスプレーするのも難しいですね。

「鼻しっとりジェル」なんて商品があるので、鼻血が出やすいときは使ってもいいかも。

タバコは止めましょう。子供の爪もケアしましょう。


頻繁に鼻血が出る場合
・アレルギー症状または風邪/鼻づまりの治療のために、鼻腔スプレーを頻繁に使用する。
・空気の乾燥した環境に住んでいる。
・出血性疾患または他の疾患の可能性。

頻繁に鼻血が出る場合は、受診してください。

睡眠中に鼻血が出る場合
・空気の乾燥やアレルギー、風邪などの上気道炎によって、鼻粘膜が傷つけられることが原因です。
・また、頭を横にして寝ると、鼻腔に直接圧力がかかることがあり、これも夜間の鼻血の原因のひとつと考えられます。

ねてるときにでるとびっくりしますね。
私も蓄膿が急に悪化したときに、
一度出たことがあり驚いたことがありました。
あとは、親知らずぬいたときくらいかな。


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