コロナ後遺症と睡眠時無呼吸症候群
最近、暑いですねしか書いてない気がしますが、
今日、明日も34℃の予報です。
昨日は、河野大臣が、今後マイナンバーカードを新しくするので、
読み取り機が新しく必要になるかもという報道を見て、
ずっこけてしまいました。
まだ導入待ちのとこ一杯あるのに。
あと、量子コンピュータで・・とか言ってましたけど、
うちの近所の電気屋では、まだ売ってませんでした。
気分をとりなおして、
コロナ後遺症の話です。
Cleveland Clinicから、
Sleep Disturbance Severity and Correlates in Post‑acute
Sequelae of COVID‑19 (PASC).
J Gen Intern Med 38(8):2015-7
コロナ後遺症(PASC)と、
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の関連についての論文です。
詳細すぎるので割愛しますが、
18歳以上で睡眠障害と判定された人を対象にした前向き試験で、
一部の人はコロナ感染前に睡眠障害と診断されていました。
結果も少々割愛しますが、
約58%で睡眠障害があり、
そのうち41.3%が中~重度の睡眠障害であったようです。
ただ、もともとのSASの有病率がわからないので何とも言えません
黒人の方は若いころはスマートなんですけど、
中年以降一気に肥満化する気がします(偏見ですけど?)。
統計学的検討で、入院歴や重症、不安や疲労症状とも
関連があったようなので、
SASが以前からあろうがなかろうが、
一度検査するのはいいのかも?
この手の研究でつきものですが、
バイアス(偏り)があるので更なる研究が必要とのことです。
前回、コロナ後遺症とMRIの論文も紹介しましたが、
(改善に繋がるかはわかりませんが、)
いろいろとアイデアを出す人はいて、
少しずつ研究はすすんでるようです。
「なんだかよくわからないけど、○○ー〇飲むと後遺症が減る!」とかよりも、こういう論文は科学的で興味があります。