「アルコールとがんリスクの関連性に関する新たな勧告を発表(米国)」という記事

あけましておめでとうございます。
なんだかんだと年末まで仕事でしたが、
3が日は久々に寝正月を堪能しました。
体重がてきめんに増加しています。

今日は久々に朝から曇っていました。
関東甲信地方は天気が下り坂に向かうようです。
夜の帰宅時間帯は関東南部を中心に本降りの雨になるとのこと。
最高気温は、東京都心をはじめ10℃前後の所が多いようです。
傘をお忘れなく。


久々に年末年始は、
大量飲酒してしまいましたが、
今日の記事は飲酒と癌化の関連についてです。

この話題は、
ちょくちょく記事が出ていますが、
アメリカでまた新しく、
アルコールと癌に関連した勧告がでたようです。


U.S. Surgeon General Issues New Advisory on Link Between Alcohol and Cancer Risk.
U.S. Department of Health and Human Services.

2025/1/3

アルコール摂取は米国における予防可能ながんの第3位の原因である

米国公衆衛生局長官のヴィヴェック・ムルシー博士は、アルコール摂取とがんリスク増加の直接的な関連を概説した、新たな公衆衛生局長官のアルコールとがんリスクに関する勧告を発表しました。アルコール摂取は、米国ではタバコと肥満に次いで、予防可能ながんの第 3 位の原因であり、少なくとも 7 種類のがんのリスクを高めます。この関連性に関する科学的証拠は過去 40 年間で増え続けていますが、それをがんのリスク要因として認識しているアメリカ人は半数未満です。
公衆衛生局長官の勧告には、アルコール含有飲料に関する公衆衛生局長官の既存の健康警告ラベルを更新することなど、アルコール関連の癌症例と死亡を最小限に抑えるための意識を高めるための一連の推奨事項が含まれています。
「アルコールは、米国で毎年約10万人の癌患者と2万人の癌による死亡の原因となっている、確立された予防可能な癌の原因です。これは、米国で毎年発生するアルコール関連の交通事故による死亡者数13,500人よりも多いのですが、アメリカ人の大多数はこのリスクを認識していません」と、米国公衆衛生局長官のビベック・ムルシー博士は述べています。「この勧告は、私たち全員が、アルコールの癌リスクに対する認識を高め、被害を最小限に抑えるために取るべきステップを示しています。」

以前から、アルコールと発癌の関連については、
指摘されています。
少量なら安全というわけではないようです。

「米国保健福祉省の国家毒性プログラム(USDHHS)と、
国際がん研究機関(IARC)は、
どちらもアルコール飲料を既知の発がん物質として分類しています。
飲酒量が多いほど、
特に長期にわたって定期的に飲酒する人は、
アルコール関連がんを発症するリスクが高くなります。
また、1 日に 1 杯以下しか飲まない人でも、
まったく飲まない人に比べてがんになるリスクが高くなります。
乳がんは日本の研究において閉経前と閉経後の女性において飲酒量の増加により発がんリスクが高まることが報告されています」
(減酒.jp)

飲酒とがんリスクの直接的な関連は、消費されるアルコールの種類(ビール、ワイン、蒸留酒など)に関係なく、乳がん、大腸がん、食道がん、肝臓がん、口(口腔)、咽頭(咽頭)、喉頭(喉頭)のがんを含む少なくとも 7 種類のがんについて確立されています。特に乳がんの場合、乳がん症例全体の 16.4% が飲酒に起因しています。
米国では、年間約 10 万人がアルコール関連の癌に罹患し、約 2 万人がアルコール関連の癌で亡くなっています。アルコール摂取量が増えると、癌のリスクも高まります。乳癌、口腔癌、咽頭癌などの特定の癌の場合、1 日 1 杯以下で癌発症リスクが高まり始める可能性があることが実証されています。アルコール摂取による個人の癌発症リスクは、生物学的、環境的、社会的、経済的要因の複雑な相互作用によって決まります。

社会保障費の高騰が問題になっており、
喫煙、(ダイエット)に加え、
減酒は考えないといけない時期になってきています。

経団連に、
有名企業が名を連ねているので、
政府レベルで動くのは、
日本では難しいでしょうけど。

ちなみに、
①エタノールが分解されて生じるアセトアルデヒドは、
細胞の DNA に損傷を与え、
体がこの損傷を修復するのを妨げ、
細胞の成長と分裂の方法に変化をもたらします。
これが腫瘍の形成につながる可能性があります。
②アルコールは、
エストロゲンなどのホルモンのレベルを高め、
細胞分裂を活発化させ、がんになる可能性を高めます。
(Prevent cancer foundation.)

勧告では、アルコール含有飲料に関する公衆衛生局長官の健康警告ラベルを更新し、がんリスクも含めるよう求めるほか、さらなる勧告を行っている。がんリスクを考慮してアルコール摂取量のガイドライン制限を再評価するよう求め、飲酒の是非や飲酒量を検討する際には、アルコール摂取とがんリスク増加の関係を認識するよう個人に助言している。さらに、公衆衛生専門家や地域団体は、アルコール摂取を主要な修正可能ながんリスク要因として強調し、一般の認識を高めるための教育活動を強化・拡大すべきであり、医療提供者は臨床現場で患者にこの関連性を伝え、必要に応じてアルコール検査や治療紹介の利用を促進すべきである。
公衆衛生局長官の勧告は、重大な公衆衛生問題にアメリカ国民の注意を喚起する公式声明です。勧告は、国家が直ちに認識し、行動する必要がある重大な公衆衛生上の課題についてのみ発せられます

私も、一時期、ストレスでストロング〇〇を常用してましたが、
そのせいか、
大腸にポリープ(ちょっと顔つきが悪いタイプ)ができたことがあります。関係あったんだろうなあ。

最近は喫煙者もへり、
若い人はあまり飲酒していない人が多いような気がします。
(中年にダイエットは難しい・・・。)

とりあえず、タバコと同様に、
お酒もラベルに、
「飲んだら癌になるかも」って書いとくといいかも。
自己責任ということで。



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