40歳、自分自身を見つけるための夏休み
40歳になってはじめての夏休み。
歳食ったからといって何か変わる訳でもないけど、何だか最近目標を失って自分の行先を模索中な気分なので、この夏休みを機会に自分を見つめ直すような読書をしようといくつかピッときた本をチョイス。
読み終わって色々考えたり思うところはあるものの、自分の感想をどう書いたらいいのかを考えていると何だか上手く書けないので、とりあえず本の紹介とどんなことを感じたのかをサクッととりあえず書き残しておこうと思い、書きはじめました。ある意味、自分の記録用な感じです。
重松清 | 小学五年生
こちらはただ最近ハマっている重松さんの作品の中から面白そうなのをチョイス。
あとは長女がもうすぐ迎えるであろう小学校高学年の感覚をつかもうという些細な思いもありチョイス。
本の内容は、少年・シゲマツさんも経験したであろう少年から青年に入ろうとするとっても複雑な時期として、小学五年生の少年に訪れる変化や心情が生々しく描かれていた。
この物語に触れて、思わず自分の小学五年生の古い思い出が蘇ってきて、懐かしいをあえてノスタルジックと言いたくなるような小っ恥ずかしい感情が湧いてきました。自分の少年時代を振り返るのは恥ずかしい気持ちもありつつ、ついはにかんでしまうような感じがする。
特に「どきどき」は共感しまくりの内容。バレンタインデーは勝手にソワソワしてたなぁー。
学校でもらえるヤツを羨ましく眺めていたり、帰った後に何度も何度も郵便受けを無駄に確かめたりと自分の忘れていた「恥ずかしく馬鹿らしい」思い出が蘇ってきました。
河合 薫 | 40歳で何者にもなれなかったぼくらはどう生きるか
こっちは久しぶりの自己啓発系。
最近自己啓発本はお腹いっぱいで、自分自身で勝手に「卒業」したと思い込んでいた。もうメンタルが落ち込んだ時の対策も考え方も心得ているし、もう自己啓発系は必要ないだろう、なんて思っていた。
けど、ふと他人からちょっと攻撃的な態度を取られると、「あー、やっぱり自分なんてダメなんだなぁ」と弱気モードになる。
そうすると負のスパイラルに入り込んでいってしまう。
そんな時にはこういった全面肯定の応援してくれる内容の本はやっぱり心が救われる。
内容はある意味時代の被害者である氷河期世代の「何者」にもなれなかった40代が、自分らしく生きるためのヒントについて書かれています。
ハイライトはズバリ、強い自己を手に入れる知恵を七箇条。
これを読んで、「やっぱり自分らしくが1番なんだな。人からどうこう言われようと自分を大切にしよう」と思えた。うーん、単純な私。
でも気が滅入っている時はどうしても視野も考えも狭まってしまうようで。
そんな時に自己啓発本に救われるのなら、私はいい買い物だったな、と思う。とっても勇気づけられました。
というわけで、まだ読み途中の本もありますが、すっかりお盆休みも終わって通常モードになったので、残った本はゆっくりスキマ時間に読み進めていきたいと思います。
読書って本当にいいものですねー、と改めて思える夏休みでした。
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