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3歳の娘が隠れ弱視だった話 2.3歳児健診へ

こんにちは。近藤ろいです。

今4歳の上の娘は弱視治療をしています。
「遠視性不同視弱視」といいます。
左目が強い遠視であまり見えておらず、治療をしなければ将来眼鏡をかけても視力が出ないかもしれない状態です。

普通の3歳児健診で発見されました。

見つかった時~治療が始まるまで の話題をお送りしています。


前日の家庭での視力検査の反応が微妙。
でも寝る前の3歳児のテンションとしては普通かな?
まあ、問診票に一応書いておこう。
となったのが前回でした。

3歳児健診当日。
娘は保育所を早退し、預け先が無いので下の子(生後6ヶ月/在宅)も抱っこ紐に入れて向かいました。
何もないと思っているから、気持ちの装備も手薄です。

実はこの少し前に、娘の「4歳の壁」に悩んでいて、発達相談を受けることになっていました。

お迎えのタイミングが悪くて遊びが中断したから、今からもう一度保育園に戻れ!やり直せ!とか、
パズルが上手くはまらなくて腹が立つから、家出する!と飛び出してしまうとか(クールダウンしたかったそうです)、
夢で見たお花を今すぐ絵に描け! お母さんならわかるでしょ!
とか。


家庭でのみ、あまりにも突飛なことで激しく癇癪を起こすので、
"もしかして軽いアスペルガーか何かで、周囲はわかっていると思っていても本人は困っているのではないか?"という疑いを晴らすために申し込んでいました。

申込みをして一ヶ月くらいしたら落ち着いたので、主訴は解消されたあとの消化試合のような発達相談です。

とはいえ、私も子ども本人も、気分は発達相談に向いています。
さらに、会場に着いたら娘が
「トイレに行きたい」→トイレへ
「冷たいお水が飲みたい」→向かいのコンビニへ
とバタバタです。

やっと受付が終わり、さて身長と体重測定…と思ったら、最初に屈折検査に案内されました。

(ああ、そんなのもやるって書いてあったっけなあ…)

どこまでもテキトーな母でした。

暗室に通され、娘はピヨピヨと音が鳴るカラフルな光の出る機械(スポットビジョンスクリーナー)を見つめる運びとなりました。

「おうちでされた視力検査はどうでした?」
「いやーそこにも書いたんですけど、なんか最後の方ふざけてて…」

そんな会話をしながら、ピヨピヨの機械を娘に見つめさせるのですが、なかなか判定結果が出ません。
繰り返し繰り返し保健師さんは試してくださります。

内心、
(どうせ見えているだろうからいいっスよwww)
と何度か思いましたが、保健師さんの気迫に負けて言い出せずにいました。

今なら思います。
"いやいやお母さん、この子見えてないですよ!"

何度目かのチャレンジでようやく結果が出たようで、保健師さんはうーん、と首をひねり、「屈折検査の結果があんまり…後でもう一回丁寧に相談しましょう」と言われました。
はあそうですか、と部屋を後にします。

その後は身長、体重など流れに乗ります。

発達相談も実施。
結果は「まあ発達障害ではないだろう。お母さん、子どもに対して理想が高すぎませんか?(にこやか〜)」
という助言でした。

恐らく、「お母さん、もっと肩の力を抜いていいんですよ」という労いの助言だと思うのですが、自分としては
(これだけ激しい癇癪を起こす子どもに、手も挙げずに日々限度いっぱいまで子どもの欲求に答えていると思っている自分には、ともすれば失礼に聞こえる、傷つく助言だな)
と思ったのを覚えています。


そんなこんなで、ちょっと打ちのめされながら、最後の行程、医師による問診の部屋に行きました。

(あれ、そういえば屈折検査の相談はいつやるんだろう? もう一度検査をするんじゃないのかな?)

いざ医師の前に座ると、淡々と「屈折検査に異常が出ているので、精密検査が必要です。視力も左目は0.3くらいです。医療機関に受診してください」と言われました。

ここで始めて、屈折検査に引っかかっていたことを知らされたのです。

「えっ」

驚きました。まさに晴天の霹靂です。

普通に今までも過ごしていますし、手先は器用な方で、こちょこちょした工作を小さい頃から好んでいたけれど?

驚きつつ、赤ちゃんもいるし、何より娘の手前取り乱すこともできないので相談を終え、紹介状をもらって近隣の受診可能な眼科を教えていただき、会場を後にしました。