放談:令和6年保育士試験(実技)造形 出題予想!(その4)ランキング外
こんばんは、近藤ろいです。
"スキ"などを頂きありがとうございます。
上の娘・5歳。弱視治療をしています。「遠視性不同視弱視」といいます。左目が強い遠視であまり見えておらず、治療をしなければ将来眼鏡をかけても視力が出ないかもしれない状態です。
普段は布アイパッチを健眼にして、遮蔽訓練をしてもらっています。
このブログは、そんな娘の片目弱視をテーマにした記事を中心にお送りしています。
発覚の経緯、デコレーション付き布アイパッチの作成経過など。
しかし、時々、ニッチすぎる本題から外れて、一般的に関心の高いと思われる話題についても挟みます。このサイトの宣伝を兼ねて。
ということで今回は、縁あって受けることになった保育士試験の話題です。
→マガジン作りました。
保育士試験の実技試験(造形)出題箇所を予想中!
前回、保育所保育指針解説の中に描かれる保育の姿を使って、
出題しそうなテーマの個人予想をランキングでお送りしました。
1位 リズム楽器遊び
2位 リズム遊び(運動遊び、リトミック)
同列2位 サーキット遊び
3位 お正月の遊び(こま回しや凧揚げなど我が国の伝統的な遊び)
未来枠 「医療的ケア児をはじめとしたさまざまな子どもがインクルーシブな保育の中で楽しんでいる姿」
です。
今回は上位3位に入らなかった、出そうなテーマの話です。
前置きも済んだことですし、改めて。
〜保育所保育指針解説に出てきたので、出題濃厚テーマたち〜
色々予想はしましたが、上位3位の中に入らなかったテーマもあります。
以下羅列します(思いついた順)。
調理実習(クッキング)
出そうな理由:
楽器遊びと同様に、保育所でよく扱われるイベントとして。
「いも掘り」や「野菜の世話」は既出
調理して食べる活動はこれまで見られず。出題の可能性ありです。
出なさそうな理由:
新型コロナウイルスの影響で衛生管理が厳しくなり、子どもにもマスク着用が推奨されるようになりました。
ただ、絵にマスクを描いてしまうと表情が分かりづらくなるため、採点基準もマスクの有無で替わるのか議論になりそうです。
同じ理由で、子どもが素手で食材に触れることについても議論があるでしょう。
しかし、手袋をはめた手を描くのは難しいのです…。
【一応描いてみた】
園庭で採れたおいもでスイートポテトを作ろう
(感想)
工房しろうずの先生の「何をしているか分かるように描くのが重要」という金言がぶっささるぜ。
重なっている子どもを描いたのは初めて!
下描きの段階でごちゃごちゃして、時間がかかりました。
何を作っていることにするか選定が難しい…。
「指定の歳児でも危険でないもの」
「何を作っているかわかるもの」
「私の画力でも描けるもの」
この3つの最大公約数を探らねばならぬ。
ランキング外だけど1回は練習してもいいかな、と感じました。
再現工作(地域のお祭り、遠足)
出そうな理由:保育所保育指針解説内では、1歳児から日常で見たものを再現する活動が重視されています。
我が子の通う学校の4歳クラスでも、実際に再現工作をしていたことがありました。
背景を模造紙にみんなで描き、そこに遊びに行った自分たちを画用紙を切り貼りして作り、配置していました。
ただ、保育所によっては地域密着の園児に限らないので、お祭りとは限定したくない…。
よって遠足や公園など、保育の中で訪れるような身近な箇所を入れました。
ただ、「再現して遊ぶ」という保育所保育指針の描きぶりなので、工作とは縛られていません。
そこもちょっと苦しいかな? と思い、再現工作はランキングからは外しました。
【描いてみた】
(感想)
工房しろうずの動画を見て、「とりあえず前に大きく2人」の指導をもとに、前は顔を作ってる組、後ろは動物園の絵を貼る組に。
もっと大きく子どもを描ける!?
ハサミを持っ手に絶望…
4歳児のつもりがまた年齢不詳に。
赤い服の女の子よ、出したクレヨンはどこにしまう。
この時、消えるオレンジのシャープペンシルで下書きをしていたはずが、思いっきり普通の黒シャー芯で描いてしまうというミスをしました。
仕方がないのでいきなり輪郭の縁取りへ。練習で良かった…
45分に収めることを意識してサッサと、色塗りはいつもより雑です。
国旗づくり(日本に限らない)
出そうな理由:
保育所保育指針に明記されており、具体的で描きやすいテーマなので。
私の経験上、運動会の飾りに園児手作りの万国旗を使ったという実例を知っているため。
出なさそうな理由
前期の「空き箱遊び」が保育室での活動だったので、重複を避けるため後期は出題の可能性は低そう
万が一ぶち当たった場合、
「国旗…!? せっかくならウクライナの国旗を描きたいけれど色の順番が分からない」
と私ならパニックになりそうです。
保育所保育指針解説では「日の丸」としか書かれていませんが、限定すると思想的な色合いが強くなりがちなので、国際色を出した表現にしてみました。
(描いてみた)
(感想)
これは上の「再現工作」の直後に描いたものです。
よく「人物配置の構成をパターン化する」というテクニックを聞きますが、本当に使いまわしたらどうなるのかな?と。
改善はした気がしますし速く描けますが、画力の問題もあり全て上位互換になる訳ではないのだなあと思いました(左上の子のボースがいいかげん)。
「子ども3人保育士1人が国旗づくりをしているだけの絵」にはなりません。きちんと国旗づくりを通して、その国の場所や文化に親しもうとしています。
このあたりが保育所保育指針•解説をベースに練習してきた効果なんだろうなあと自分で思いました。
なおウクライナどころかドイツの国旗を間違えるという致命傷。
交通安全の指導
出そうな理由:保育所保育指針に沿った内容で、具体的な内容であるので。
出なさそうな理由: 大人2人(保育士と警察職員)を描く場面を誘発するので、設定に工夫が求められそう。
ここ5年間は、特定のイベントに焦点を当てるテーマは出てないので。
氷遊び(分厚さを確かめたり、比較したり)
出そうな理由:試験実施時期が冬で、屋外遊びで出題しやすいテーマのため。結構具体的に描かれています。
出なさそうな理由:雪遊びと似ている。氷を描くのが難しすぎる。
番外編 かくれんぼ、跳び箱
「かくれんぼ」というテーマは、保育所保育指針に該当する箇所はありませんが、保育所内でよく行われる活動であるため採用される可能性があるなと思いました。
跳び箱も同様。手の付き方によっては怪我に繋がるため、描く側も手や先生のサポート体制などに気を配った描き方になるなあと思いました。
そして近年の出題が「事例+条件」に分かれていることを考えると、
「保育の一場面を描く」だけでなく、
「それを通して子どものどんな姿を描き、保育所保育指針のどのようなねらい•内容を充当しようとしているか」が問われているようです。
そうすると、ただ「かくれんぼ」を描くだけでなく、「かくれんぼを通して、ルールの理解や役割の交替、順番意識、相手の視点に立つ面白さが描けているか」が裏テーマになってきます。
このように、「何を描くか」だけでなく「いかに描くか」を意識して練習するといいのかなあと思いました。
予想は以上です。
ということで、当サイト予想「練習するならこのテーマだ」最強デッキは…これだ!!
【マストで練習】
楽器遊び(既製品、手作り楽器)@遊戯室
リズム体操(運動遊び、リトミック)@遊戯室
サーキット遊び@遊戯室
お正月遊び@園庭
医療的ケア児も交えてみんなで楽しく
【余裕があれば練習】
クッキング
再現工作(地域のお祭り、遠足)
国旗づくり
交通安全教室
氷遊び
かくれんぼ
跳び箱
当たるかどうかは分かりませんが、挑戦者の一意見として聞いていただければ幸いです。
もし予想が的中したら、ちょっとだけこのサイトを思い出し、幼くて眼鏡を掛けている子は生まれつきの弱視なのかもしれない、ということを思い出して頂けたらと思います。
次回予告 【これは出ない】
次回は現役保育園児の母でもあり、普段は保育所の認可•運営基準に触れる機会のある仕事をしている私の立場から、「このテーマはたぶん出ない」を予想します。
もちつき、水遊びプール遊び、身体測定は…出ないと思う!!
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
最後に…気になったら本来の運営テーマ「遠視性不同視弱視」の方もご覧ください!
今後試験に出るかもしれないし…
https://note.com/megane_nannkome/n/n243b52bd1ff8
ではまた~!