【麻酔記録】電子と紙、それぞれの良さ
「なんて書いてあるのかわかんないよ!」
達筆な先生の
書くカルテは
全く解読できないことがあります。
医療現場あるあるですね(笑)
麻酔記録(チャートと呼ばれます)でも
同じです。
最近は
「電子麻酔チャート」になって
読みやすさは
格段によくなりました。
紙チャートってまだ使ってるの?
自分の病院が
電子チャートになったのは
2014年頃。
7年ほど前のことです。
他の病院でも
電子化がすすんでいるはずです。
「もう紙チャートのところはほとんどないのでは、、?」
知っている病院は
すべて電子チャートです。
そこで
Twitterでアンケートをとってみました。
この記事を書いているのは
2021年1月。
どのくらいの病院が
紙を使っているんでしょうか?
だいたい15%くらい。
意外と現役なんですね!
もしかして紙チャートをつかったことがない?
さきほどのアンケートを
とりながら思いました。
「今のフレッシュマンたちは
紙チャートに触れる機会がないのでは、、?」
そこで
アンケートをもうひとつ。
20%が使用したことがない、、!
そうですよね。
電子チャートが使えるのに
紙チャートをわざわざ使う
メリットはありません。
今後も電子化がすすみ
紙チャートはなくなっていくでしょう。
紙チャートのメリット
とはいえ
紙チャートにも
いいところはあります。
手書きなので
5分ごとに
バイタルをチェックして
書き込む作業があります。
手を動かすことで
より意識的に
より具体的に
バイタルを把握できます。
電子チャートでは
自動的に記録されていくため
漫然とモニターを
ながめていることが多いかもしれません。
停電時や
機器トラブル
出張麻酔など
電子チャートが使用できない状況
のときにも活躍します。
電子チャート=「検索性」
自動的に
同じ方法で
記録される電子チャート。
見やすさの向上や
手間の低減はもちろん
一番のメリットは「検索性」の向上です。
同じ患者さんが
麻酔をまた受けに来た場合の記録照会。
過去の症例で
術中のトラブルをどう解決したのか。
希少な症例で
どのように麻酔をしたのか。
などなど。
条件を絞り込んで
検索をかければ
すぐに見つかります。
ぜひ参考にしましょう!
最後まで
お読みいただきありがとうございました!
また次回もよろしくおねがいします。