教材紹介【見る力】『『見る力』を育てるビジョン・アセスメント WAVES』
『見る力を育てるビジョン・アセスメント WAVES』という教材の紹介です。
私たちがものを見るとき、見たものに反応したりするときには、視力だけではなく、眼球運動や両眼のチームワーク、眼と体の協応、視空間認知などの「見る力」が関わっています。
この見る力を高めるためのトレーニングが、ビジョントレーニングです。ビジョントレーニングについては、別の記事でも紹介しています。
今回紹介する『『見る力』を育てるビジョン・アセスメント WAVES』は、この「見る力」のアセスメントとトレーニングがセットになった教材です。
見る力のアセスメントとは?
(画像はGakken MALLより)
WAVESの流れを説明します。
まず、「黒板の文字を写すのに時間がかかる」「図形や漢字を書くのが苦手、線が多かったり少なかったりする」など視覚関連の間違いが多く、学習でのつまづきのある子などに、WAVES検査を実施します。
検査用紙はAからFまでの6セットがあります。
(画像は楽天市場より)
(画像はGakken Mallより)
検査結果を採点記録用紙へ記入し、プロフィール表を作成します。プロフィール表の結果を解釈し、その子の苦手な分野を把握して、どの「はじめてのトレーニングドリル」を行うかを検討します。
(画像はGakken Mallより)
「はじめてのトレーニングドリル」とknock knock視覚発達支援ドリルシリーズ
その子の苦手な分野を把握して付属の「はじめてのトレーニングドリル」を行います。
はじめてのトレーニングドリルは3種類あります。
(画像は学研 学校教育ネットより)
(画像はGakken Mallより)
また「はじめてのトレーニングドリル」や検査結果の内容は、knock knock視覚発達支援ドリルシリーズとも連動しています。
(画像はGakken Mallより)
WAVES DIGITAL
アプリ版のWAVES DIGITALもあります。
タブレットの教示に合わせて操作するだけで簡単・正確に検査を実施できること、集団でのスクリーニング検査にも対応していること、検査結果はすぐにアプリ上で自動採点されるため、手作業での採点や計算は不要なこと(一部問題除く)、検査結果を基に、特性や状態に合わせたおすすめのトレーニングやサポートの手がかりを提案してくれること、ゲーム感覚でトレーニングに取り組めることなどが特徴です。
まとめ
見る力のアセスメントとトレーニングがセットになった教材の紹介でした。
その子の実態を把握するために、このようなアセスメントはとても効果的です。knock knock視覚発達支援ドリルシリーズも併せて活用をおすすめします。
またビジョントレーニングには、このようなドリルだけでなく、実際に眼球や身体を動かしたり、手指を使って作業したりといった取り組み内容もあります(ビジョントレーニングの記事で紹介しています)。
トレーニングなので、毎日続けるほど効果が出ます。続けるためにも、短時間で子どもが楽しんで取り組むことが大事と忘れずに覚えておいてください。
最後に関連するビジョントレーニングについての記事を掲載しておきます。
参考にしたサイト
1.学研 学校教育ネット『見る力』を育てるビジョン・アセスメント「WAVES」
2.Gakken Mall「見る力を育てるビジョン・アセスメントWAVES」
3.見る力を育てるビジョン・アセスメントWAVES DIGITAL
4.発達ゆっくりっ子の365日。「娘はWAVES(見る力を育てるビジョンアセスメント)という検査を受けました。」
5.ゆっくりゆっくりとな。「【次男】ビジョントレーニング WAVES 解析編①」
表紙の画像はGakken Mallより引用したWAVESの表紙です。