堕落した時間と、だらしない自分のマリアージュを楽しむ、新年一発目の夜更かし。
風呂。
それはもうあまりにも過酷で、あまりにも贅沢な人間の日常の一部。
しかしそれは、毎日繰り返される中で、非常に雑に扱われるようになっている。
人間は、数々の贅沢を浪費し生きている。
今でこそ一般化され、毎日お湯にあたることができるようになっているが、今から50年も遡れば、人はみな、水を浴びることしかできなかったであろう。
戦時中の貧乏な日本の暮らしに比べれば、豊かになったと言える現代の生活。
豊かになったことで、得るものも増える代わりに、その欲望も増すばかりなのである。
贅沢。この言葉一つで片付いてしまう事柄はあまりにも多く、無常にただ時を過ごすことですら、この言葉にかかればたやすく道端の石ころと同等の価値に成り下がる。
そんな贅沢を語ると、くだらないとひとけりにする輩がいるが、その話はまたの機会にしよう。
グダグダと、ただ時間を浪費する今。
どこに向かっているのかもわからない駄文を連ねている私に何かひとこと言ってやるとすれば……。
早く風呂に入れ。