マンデラエフェクト未遂、の話
マンデラエフェクト、または、マンデラ効果と呼ばれる現象があります。
ネルソン・マンデラ氏が亡くなった時期を「1980年」だという記憶を持つ人が多数存在することが、その名の由来となります。
マンデラ氏は、本当は2013年まで存命だったようです。
このマンデラエフェクトは、陰謀論やパラレルワールド論と結びつけられて語られることの多いものですが、「言われてみると、そうかも!」と思い当たることが私にもいくつかあって、例えば昔見た世界地図の「オーストラリア」の位置が現在と違っていたり、広島の原爆ドームの屋根の色が記憶と違ったり、といったものがあります。
原爆ドームの屋根に関しては、保存のために何度か塗り直しをしているようです。
けど、その事実を知らないでいると、「あれっ!?ぼくのしらない間に、世界が変わってるっ!」って思っちゃうんですね。
私としてはパラレルワールドはあると思う派なので、中には本物のマンデラエフェクトもあると思います。
さて、そんな私が昨日体験したのは、とある歌にまつわるものでした。
noteのコメント欄の会話で歌手の「村下孝蔵さん」の話題が出ていました。
彼が亡くなったのは6月24日で、ちょうど今頃の季節ですね。
沢田聖子さんという歌手が、村下孝蔵さんの死を受けてつくった歌がありました。
「親愛なる人へ」という歌で、生前の村下さんとの思い出などを歌詞に込めたものでした。
私は久しぶりにその歌を聞いてみたくなり、YouTubeで探してみたのです。
で、出て来た動画を視聴してみました。
懐かしい、良い歌。
けれど、違和感があります。
「あれ?こんな歌詞だったっけ?」
歌詞の大まかな流れは同じ、メロディも同じなのですが、ところどころ、私の知っている歌とは違う部分がありました。
沢田聖子さんのその曲は、YouTubeにいくつか上げられていましたが、そのどれを聞いても歌詞は同じで、私の知っているものと違っていたのです。
「こっ、これがマンデラエフェクトかっ!」
と思って少しワクワクしました。
のですが、じつは、あとからそのからくりが判明したのです。
沢田聖子さんはアニメソングもいくつか歌っており、この「親愛なる人へ」も、アニメのオープニングテーマに使われたんです。
その際、アニメ用に歌詞が改変されていたんです。
私が昔聞いたのは、そのアニメ版の方だったんです。
アニメ版のほうもYouTubeに上がっていて、そちらを聞いたらちゃんと昔の記憶の通りの歌詞で安心しました。
謎が解けてよかった。
パラレルワールドに来てしまったかと思いました。
不思議な体験とかは大好きですけど、その結果、好きだった曲の歌詞が変わってしまった世界というのは、少し寂しいですもんね。
皆さんは、そんなマンデラエフェクトを体験したことはありませんか?
よかったらコメント欄で教えてください♪