映画の父は謎の死を遂げた
イラストがなんとも可愛かったので買ってみたのだけど、
はいはい、リュミエール兄弟でしょ、くらいに思ってたら、
意外と知らないこと載ってて面白かった。
一番ヘェ〜って思ったのが、映画の父と言われるフランスの発明家、
ルイ・ル・プランスっていう人のこと。
フランスでプランスってのもなんですけど、
この人の撮った映像が現存する最古の映画とされている。
「ラウンドヘイの庭の場面」(1888年)という映像で2.11秒のもの。
こういう時にググればすぐ出てくるからすごい世界だよな。
しかしこの人、自作のカメラの宣伝行脚のためにディジョン駅から電車に乗ったのを最後に、忽然と姿を消してしまう。
ライバルのエジソンの差し金で暗殺されたなんて説も流れたらしいよ。
で、エジソンさんは覗き込むと映像が流れるキネトスコープを発明し、
世界で初めての撮影スタジオも作ったんだけど、
普及したのは投影した映像を大勢で見るシネマトグラフだったという流れ。
ただ、『デジタルネイチャー』で落合陽一が面白いこと言ってたんだけど、
エジソンは時代を先取りしすぎたのだと。
VRゴーグル的なものはエジソンのキネトスコープ的なものであり、
1周回ってエジソン的な個人が没入する映像体験が来てる、と。
そう言われると確かになって感じで、シネマトグラフの100年から、
次はキネトスコープの100年になるのかもしれないね。
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