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自分の音楽の趣味は自己啓発ソングが気持ち悪かったからこそ形成されたものだったんだなぁ、と今更自分のことを知る。
ジャズやクラシックが好きです。
日本の歌は昭和歌謡的であればあるほど、趣深さを感じるたちで、
フランク永井が大好きなのだけど、
それと同時に平成的なものは苦手で回避してきた。
日本のポップ・ミュージックをなんとなーく忌避して、
洋楽いって、高校時代はジャズにどハマりし、
クラシックなんかも聞くようになったりして。
今までなんで忌避してきたのか真面目に考えたことなかったけど、
この記事読んだらものすごく腹落ちした。
自分が嫌がっていた平成的なものとは何なのか、が言語化されてて
あー、それだわって一瞬で霧が晴れた感じ。
平成のJ-POPを特徴づける大きなトレンドとは何か。これは間違いなく「応援ソング」です。応援ソングとは言うまでもなく、頑張れ、諦めるな、夢を持て、愛を信じろ、といった白々しいくらい前向きなメッセージを基調とする曲のことで、これが平成になって大量生産されるようになった。
まさにこれが気持ち悪かったんだよなぁ、と。
上記の記事中で「自己啓発ソング」と称される一連の前向き
ポジティブソングは、思春期の悩める少年だった自分には
こういうこと言う人もそれに感化されて頑張ろ!なんて思う人も
脳ミソお花畑のうすらバカだと思っていたから・・・
若気の至り以外の何物でもありませんね、すいません。
ロックじゃねー、とか反体制、カウンター・カルチャーじゃねぇ、とかとは
また違うんだよね。そこまではわかってないんだよ、所詮はガキだから。
明確に意識していなかったけれど、とにかく気持ち悪さがすごくあって、
洋楽なら何いってるかわかんないから気持ち悪くならない(だから歌詞の意味を知ろうと言うモチベーションがなくて、と言うかむしろ意味から逃げたくて、英語の歌詞を理解しようと本能的にしなかった気がする、それは未だに尾を引いてるな)とか、
インストゥルメンタルならそもそも歌詞無いから最高、と気づいて
JAZZやクラシックに流れていったのでした。
まぁ思春期の中学生なんて触るものみな傷つけちゃうイキってる
抜き身のジャックナイフみたいなもんだからね、こればっかりは仕方ない。ヘッセの『車輪の下』とか読んじゃう頃だものなぁ。と、同時に司馬遷の史記とかも読んでたからわけわからんお年頃よね。
今時の若者も読んだりするのかな。
いやはや年をとると恥の多い生涯を送って来ました、とか
書きたくなる気持ちもわかってくるね。
いま太宰読んだらまた違った味わいなんだろうか。
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