飛行機着陸できなくてワロタ
普段そんなに出張の多い仕事ではないのだけれど、リアルショップの地方展開やらを推進、検討、実施などなどしていく為の出張の機会が増えてきた。今回は熊本から福岡、大阪に入って京都の店舗へというという 2泊3日の行程だったのだけど、のっけからつまづいた。
熊本行きのJALなんちゃら便は雷雨のため着陸できなかった場合、羽田に戻る可能性があります。電光掲示板に書かれた文言を見ても大抵の人はまぁそうは言ってもなんとかなるでしょ、と思うのが関の山。万が一のためのエクスキューズだくらいにしか思わないと思う。ところがどっこい、こいつが現実に起きてしまったのである。
熊本空港へ着陸を試みるも追い風制限がかかって着陸できず。上空でしばし待機して2度目の着陸を試みるも、こちらも中止して再び上昇。2回ダメだった時にあれ?もしや、と思ったよね。しかもなんか2回目の着陸を断念して上昇した後が1回目の中止、再上昇の時よりもより高い高度まで上昇した気がした。さっきまで薄暗かったのに、雲を抜けて明るくなっていたから。
差し込む日差しの眩しさに一瞬晴れたのかな、とか思ったけどそんな訳なくて、様子がおかしいと思ったところで羽田に戻るというアナウンス。一瞬騒然とするよね、僕はまじか、と呟きながら思わず笑ってしまったけれど。
近くに座っていたおばさまはショックで呆然としておられたので、困りましたねぇ、なんて声かけてみたら誰かと話したかったみたいで、ちょっとお怒り気味で、なんで羽田なのよ、鹿児島でも福岡でもいいから九州でおろしてよ、ねぇ、そうでしょ??とご立腹の様子。
そうですねぇ羽田に戻るよりはいいですよねぇ、なんて相槌打ってたら、止まらなくなっちゃって、あなたに言っても仕方ないんだけど、誰にも怒りをぶつけられないから、ごめんなさいね、と言いながらなんで羽田なのよ、どうして!?とループ。まぁ僕には話を聞いてあげることしかできないのだけど、途中で飽きて本読み出してしまいました。
本を読みだすと、大抵の人は諦めて黙ります。
という訳で往復4時間かけて振り出しに戻る。
ちなみに私、ダイバートって言葉知りませんでした。目的地と違うところに着陸することで調整難しいからよっぽどじゃないと国内線は元来たところに戻るらしい。
そんなんも知らないくらい普段飛行機乗らない神保町ローカル社会人なのでビックリしたなぁ。でもいい体験だった気もしてる。ネタ的にはおもろいし。
ちなみに羽田も1度で着陸できなくて再浮上!
前の飛行機が部品落として滑走路閉鎖になったとかアナウンス流れてこれまたちょっと笑ってしまった。
重なるときは重なるもんだね。
でもこれで手持ちの本が2冊読めてそれはそれで満足なのでした。