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30代求職中、初めての「大人食堂」レポート

昨日、7/26(金)に開かれた「大人食堂」に行ってきました。

参加してみて思ったこと。
世界は冷たく残酷だと思い込んでいたけれど、落ち着いて見渡してみると人にやさしいホットスポットが確かに存在してるんだなあと。

貧困って、他人や社会への不信感・恐怖がその要因のひとつかもしれない。
一方で、そこから回復していくのもまた他人や社会の存在で。それらをちょっとでも信じられるかどうかだったりするんじゃないかな。

僕にとって「大人食堂」はそういう意味を感じる場所でした。


仙台発、食事と生活相談ができる大人の食堂


会場は仙台市五橋にある福祉プラザ。
近くまで行くと、スタッフの方が察して声をかけてもらいするすると中へ。初めてだと入るまでがハードルが高いんで助かりました。

中は和室で、四人掛けのテーブルが8つほどあって、どのテーブルも埋まって盛況のよう。
ちょうど帰られる方と入れ替わりで案内され、はじめにスタッフの方がいらして、少し後に学生ボランティアさんたちと一緒に。
この日のメニューは、ごはん、みそ汁、生姜焼き、ヨーグルト。
食べながら、これまでのことやこれからの仕事についてお話し。あと、貧困にまつわるあれこれを長々とおしゃべり。誰かと一緒にご飯を食べる、人と話すことが久しぶりで楽しくて、時間があっという間でした。

前々から行ってみたいなと思ってはいたものの、その理由がはっきりせず躊躇してたんですよね。で、実際にその場を感じてみてなんで参加したかったのかが分かった気がする。
せちがらい世の中でも「人にやさしい」場所があることを僕は体験したかったんだな。ささやかな生きる希望が欲しかったから。
今書いていて自分でもああそうだったんだなと。


人にやさしいホットスポットでエネルギー回復

今の自分は、仕事を辞めて求職中の身。
これまで働くことで心と体の健康をすり減らして、そのなかで、まわりの人や社会に対して不信感を募らせてばかり。理不尽な決まりごと、法律よりも社内の常識が跋扈する職場環境、人の尊厳を侵害するのもよくあるはなし、、、

でも、一方でそんなすさんだ自分を助けてくれる人にもこれまで出会えてもいました。心の悩みを聞いてくれた心理士さんや就労支援を親身になってサポートしてくれたキャリアカウンセラーさんだったり。

僕にとっては今回行ってみた大人食堂もそのひとつかな。
「この世の中は冷たくて残酷でクソだな」と思い込んでいたけれど、よくよく見渡してみると助けてくれる人がいる。そのありがたさ。
信頼できる人もいる、やさしい場所もちゃんと存在していると改めて身をもって体験すること。

それがじわじわと生きたい・働きたいっていうエネルギーになるんじゃないかな。


また次回も開催予定!

「大人食堂」は月一回程度のペースで開催予定のようですよ。
今まさに生活に困ってる人、今すぐに困ってないけど先々不安な人、働いてるけど労働相談したい人、不当な扱いを受けても声をあげられない人、などなど誰でもウェルカム。
次回開催日はツイッターwebサイトを確認してみてね。

この試み、仙台から全国に広まるといいなあ!

〜おわり〜

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