webメディア「soar」を紹介・薦めてきた者として
webメディア「soar」の件について私の思うことを書きます。
soar元理事による性加害と運営内部がその行為を知りながら理由はどうあれ放置していたことが発覚しました。
私はsoar関係者と面識はありませんが個人的に共感し、長らくsoarというメディアをまわりに紹介・薦めてきた者のひとりです。今回の件を受けて、私のその振る舞いが性加害とその行為の放置に間接的にではあれ、加担することにつながっていたのではないかと思いました。
私がsoarを紹介・薦めてきたことで、少なからず心を苛んでしまった方がいたと思います。本当にすみませんでした。
被害に遭われた方へのご支援を呼びかけています。私も寄付させていただきました。もし被害に遭われた方がいましたら、目を通していただけたら幸いです。
私は「soarに希望を感じて応援していたマイノリティであり、元寄付者・掲載者のひとり」です。子ども時代に虐待を受けた経験や貧困の中で育った経験があり、元当事者として、2019年4月にsoarにインタビュー記事を掲載いただいていました。2019年のsoarサイトリニューアルのクラウドファンディングでも寄付をしておりました。また本件の加害者である元理事とも面識がありました。
本件が団体SNSで広報されて以降、しばらく動向を見ていましたが、メディア側の対応に疑問があること、また自身の記事掲載を通して被害者の抑圧に加担したくないと感じたため、2021年4月16日に記事取り下げを依頼しています。
「田村さんも応援している団体だから…」と被害者がを抑圧してしまった・声をあげづらい状況をつくってしまったかもしれず、被害者の方たちには申し訳ない思いでいっぱいです。少しでもできることを…と自分も一部被害者に弁護士費用をカンパしています。
・私が把握していない元理事による被害者の方で、弁護士等を雇っての対応を考えてらっしゃる方もいるかもしれません。カンパがいくら集まるかはわかりませんが、少しカンパのお金からサポートさせていただけるかもしれません。もしサポートを希望される方がいたら、私までご連絡ください(FacebookメッセージやtwitterのDMで構いません)。※上に書いたように、サポートさせていただいた被害者のお名前等を公にすることはありません。
・もし今回の被害がもとで生活困窮している方や再就職・復職等に困難を抱えている方、「被害前の安心・安定した生活を取り戻したい」方がいらっしゃれば、ご相談ください(相談は、twitter等で匿名でも大丈夫です。子育てや仕事の合間にお返事しており、少しお時間をいただく場合があります)。相談窓口や、状況に応じて使える福祉制度等もあるかもしれません。サポートできる機関や制度を一緒に探し、整理していくお手伝いをできる限りさせていただきます。
soarの元理事による性加害、および、soar運営組織の問題について以下詳細です。(※被害に遭われた方には読むのが辛い内容かもしれませんので、ご注意ください)
(5/14追記)
soarから新たなリリースが。
読んでみると、あくまで団体の外部(元理事のプライベート)で起きたことだったので、介入することがためらわれたと私は認識しました。
けれど、「よきこと」をしている団体に関わっている者がどうして加害、それも性加害を起こしてしまうのか。その行為が相手を回復困難なほどに痛めつけることは重々知っているはず。
そういう人を理事という重要な立場に据えて活動させていたことにsoarは向き合う必要があるのではないか、と私は考えます。
そんなsoarを私も応援していたひとり。なので、私自身も自らの加害性・暴力性について問い続けたいと思います。