「食べごろで売る、古パン屋という新商売」の、その後。
私のお気に入りのパン屋さんのひとつ、ベルリンの「SECOND BÄCK」。
このお店が特別なのは、ベルリンのいろいろなBioのパン屋さんの前日の売れ残りを売っているところ。
Bioとは、材料が、
・有機栽培によって生産されている
・遺伝子組み換えでない
・農薬や化学肥料が使われていない
・規定外の添加物が使用されていない
ことが条件。
地球環境と健康のためにできるだけBioの食品を買っていますが、やっぱりお値段が嵩みます。
が、このパン屋さんは、前日の売れ残りを売っているので、Bioなのに、安い!
そして、お店の人たちもお客さんも、みんなとっても優しい!!
なので、私はこのパン屋さんにとってもお世話になっています☺︎
「コンセプトが素敵だしみんな優しいから、このパン屋さんをぜひ紹介したいんです。写真撮ってもいいですか?」
と聞くと、嬉しそうにこちらを見せてくれました。
雑誌『pen』や、ドイツに住む日本人のための日本語フリーペーパー、ドイツニュースダイジェストにも取材されていたんですね!この記事のタイトルも、このpenの記事からいただきました。
こちらにも書いてあるように、全粒粉のパンは焼きたてよりも2〜3日経ってからが食べごろ。また、ドイツでは廃棄物を出すのにもお金がかかるそうで、売れ残りを引き取ってくれるのはパン屋さんにとっても嬉しいこと。
まさにWinWinの、素敵なコンセプト!
2000年にオープンしてから23年。
2013年に今の場所に移転したため、記事の写真とは外観が異なりますが、コンセプトとオーナーさんは変わらず、知る人ぞ知る、人気のパン屋さんです。
最近は自作のパンやケーキも売り出し始めたそうです。
小さいお店ながら、パンの他にも、コーヒー豆やお持ち帰り用のコーヒー、ジャム、ハチミツなど、パンと一緒に楽しめるものがいろいろと充実しています。
また、この日は売り切れていたので写真にはありませんが、農家直送のBioのカラフルな鶏卵も販売しています。
少し前までは平日のみだったのですが、現在は土曜日もオープンしています。
働くスタッフさんたちは大変ですが、需要があるということだなぁと、勝手に嬉しくもなります。
スーパーマーケットの売れ残りの食料品を安くまたは無料で提供しているお店は世界のいろいろなところにあるようですが、このパン屋さんのようなお店も各地に増えるといいですね。
最後まで読んでくれてありがとうございました!
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