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悩み喰いモンスター。 心の救急箱。

今日参加したプレイセラピー関連のオンラインセミナーの中で、「魂の栄養」「心の救急箱」として、自分の心が元気になれるためのモノやコトのリストを作るワークがありました。

そして、そのリストの象徴として思い浮かぶ物をひとつ選び、それぞれ紹介しました。参加者さんのひとりが選んだのが、写真の"Sorgenfresser/悩み喰いモンスター"。

確か5〜6年ほど前にドイツで流行り出したぬいぐるみ。
久しぶりに見ました。

コンセプトは名前の通り。

⒈ 悩みや心配事を紙に書く、または描く。
⒉ それを悩み喰いモンスターの口に入れて、ジッパーを閉める。
⒊ これで大丈夫!
これですべての問題が解決されるわけではないけれど、最初の一歩を踏み出した!後はよくなるのみ!

と。


悩み喰いモンスターには、たくさんの仲間がいます。

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初めて見たときには、

何なんだこの子たちは!
こういうのが流行っているのか。。。

と驚いたのですが、"Sorgenfresser/悩み喰いモンスター"という名前を見て、そういうことか、と納得してしまいました。

あの頃はどのおもちゃ売り場に行っても悩み喰いモンスターがたーっくさんいました。大小のぬいぐるみだけではなくキーホルダーや関連グッズも出てきて、更にびっくり。今もいろいろな仲間たちが増え続けているみたいです。

子どもにもいろいろな悩みや心配事がたくさんある。
誰にも話せない悩みを悩み喰いモンスターだけに打ち明ける気持ちで書く子も多かったようです。そしてそれをこっそり開けて見る親もいるみたい。
今日のセミナーの参加者さんみたいに、お守りや力をくれる味方として持っている大人も。

確かにそうですよね。
それで悩みは解決しないけど、紙に書いたり描いたりすることで言語化や可視化ができるし、何より悩み喰いモンスターはいつも側にいてくれて、どんな悩みも心配事も喰べてくれる。

悩み喰いモンスター、侮れません。


* * *


ちなみに、このワークの内容と目的は、自分の魂の栄養となるモノやコトのリストを作り、心の救急箱として持っておこう、というもの。10分間で、リストを作り、このリストを象徴するようなモノをひとつ選び、またこのリストを象徴するような体を使った動きを考えました。

このリストに書くのは、できるだけ他の人を必要とせず、自分ひとりでできるコトや自分が持っているモノ。他人の都合にかまわずいつでもどこでも魂の栄養補給ができるように。いつでもどこでも開けられる心の救急箱として。リストを作る過程でも、自分の魂が喜ぶことは何なのか、どうやったら自分の力で自分を元気にできるのか、をじっくり考えられてとてもいい。

このリストを象徴するようなシンボルとして選んだモノは、心に安定をくれて力をくれる、イカリのようなもの。心の中に波が来て、リストを広げて読むような余裕なんてないときに、手に取って実際に触れて、ぎゅっとつかめるモノ。

そしてこのリストを象徴するような体の動きは、その動きと気持ちを細胞に記憶させるためのもの。私たちが見たり聞いたり感じたりした経験は、脳だけではなくて細胞のひとつひとつも記憶しているそうです。だからトラウマがあると体が反応してしまうこともあるんですね。
ここからはボディセラピー、ダンスセラピーの分野にも入っていくのですが、体を使った動きをしながら、心の救急箱の中に入っているモノやコトを思い浮かべる。何度もしているうちにその動きを細胞が記憶して、動きを通じて魂に栄養をあげて、心を元気にすることができる。心の中に大波が来て、リストを広げたり心のイカリを手に取ったりできない状況でも、体さえあれば、心の救急箱を開けられる。

心には波があるもの。
セラピストもセラピーを受ける人も、そうでなくても誰でも、自分だけの心の救急箱を用意しておけるといいですね。

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