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糸岡富子さん:歴史を生きる奇跡の人

こんにちは、榊正宗です!いま私は51歳なんですが、これからあと何年生きられるんだろう…なんてふと思うことがあります。特に、AIの進化をどれくらいこの目で見届けられるのか、なんだか気になってきたんですよね。そんなことを考えていたら、ふと「いま世界で一番長生きしている人って誰なんだろう?」と思い立って、調べてみました!

2024年を迎えた今、糸岡富子さんは1908年生まれとして唯一の生存者で、世界中から注目されています。日本だけでなく、地球規模で「生き証人」と言える存在ですよね。116年もの長寿を保ちながら、激動の時代を生き抜き、なおも元気でいらっしゃるなんて、本当に奇跡としか言えません。

1908年ってどんな時代?

糸岡さんが生まれた1908年って、現代とはまったく別世界のような時代なんです。たとえばこの年、ロシアのシベリアでは「ツングースカ大爆発」という謎の現象が起きて、科学者たちは宇宙由来かもなんて議論していました。そして、アメリカではフォードが「モデルT」という自動車を作り、それが大量生産時代の始まりとなったんです。オリンピックはロンドンで4回目の大会が開かれました。

一方、日本では明治時代の終盤。日露戦争後の復興が進む中、大阪で呉服問屋を営む家庭に、糸岡さんは長女として生まれました。ちなみに当時の日本の人口は約5000万人、世界は17億人くらいと推定されています。今の80億人と比べると、なんだか小さく感じますね。

糸岡富子さんの人生と家族

糸岡さんは裕福な家庭で育ち、ウヰルミナ女学校(今の大阪女学院中高等学校)に進学されました。学生時代はバレーボール部に所属して、スポーツも得意だったそうです。1928年には羅紗商を営む糸岡健司さんと結婚し、2人の娘さんと2人の息子さんを授かりました。戦争や経済的な苦境を何度も乗り越え、家族との絆を大切に生きてこられたんです。

80代になると、宗教活動に関心を持ち、大阪33観音巡礼を2回も回ったり、奈良の薬師寺で写経を趣味にしたりと、精神的な充実を大事にされました。こういう穏やかな心が、彼女の長寿を支える秘訣なのかもしれません。

長寿の秘訣は?

糸岡さんがよく語る長寿の秘訣、それは「よく歩くこと」と「シンプルな食生活」だそうです。特に彼女の好物であるカルピスとバナナは、テレビでも「長寿の象徴」として紹介されていました。家訓である「真実一路」という言葉を大切にしながら、地道な生活を続けることが、心身の健康につながったんでしょうね。

また、2019年以降は特別養護老人ホーム「Les芦屋」で暮らしていて、スタッフや家族の支えの中、穏やかな日々を過ごしています。2024年8月に世界最高齢者と認定された際には、「ありがとう」と感謝の言葉を述べ、多くの人々の心を打ちました。この謙虚な姿勢がまた、糸岡さんらしいですよね。

歴史の生き証人としての意義

糸岡さんの人生そのものが、まさに日本と世界の歴史そのものです。明治から大正、昭和、平成、令和と続く5つの元号をまたぎ、日露戦争、二度の世界大戦、高度経済成長、バブル崩壊、デジタル革命など、目まぐるしい変化を見届けてきました。1908年に生まれた推定6800万人の中で、彼女だけが今なお生き続けているという事実は、彼女の命そのものが奇跡だと言えます。

糸岡富子さんから学べること

糸岡富子さんの物語は、「ただ長生きする」ということ以上の意味を持っています。彼女の人生には、時代を超えた知恵と希望が詰まっています。そして、糸岡さんの生き方は、現代の私たちに「どう生きるべきか」を問いかけているように思えます。

彼女のように、謙虚で誠実に毎日を重ねていくことで、私たちも歴史を超えるような生き方ができるのかもしれません。糸岡さんがこれからも健康で長寿を全うされ、多くの人々に希望を与え続けることを願ってやみません。

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