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生成AIと漫画村は同じ? その誤解を解きます

害意の無い誠実な生成AIユーザーって誰の事? 海賊版含めて無許諾に盗用されて開発された生成AIは研究目的を超えてネットに勝手にバラ撒かれてますよね まさかそれを使っておいて誠実ヅラしてるわけないと思うけど それが通るなら漫画村を読んでるだけの人も”害意の無い誠実な漫画村ユーザー”やな

👆またかよ…と思いつつも、上記のツイートに対して反論させて頂きます。

生成AIと漫画村を同一視することは、根本的な違いを無視してしまっています。この記事では、その違いを明確にし、なぜ誠実な生成AIユーザーが漫画村ユーザーと同一視されるべきではないのかを説明します。

1. 基礎トレーニングの目的と利用方法の違い

まず、生成AIの基礎トレーニングと漫画村の運営方法には大きな違いがあります。生成AIは広範なデータから特徴を学び、そのデータから特定の作品を再現するわけではありません。生成AIは、あくまで「特徴を学ぶ」ことに重きを置いています。これにより、生成されたコンテンツはオリジナルの作品とは異なる新しいものとして生まれるのです。

一方、漫画村は無断で漫画をアップロードし、そのままの形で違法に配布しています。これは著作権を完全に無視した行為であり、原作に依拠して利益を得ている点で大きな問題があります。

2. 商用利用の観点からの違い

生成AIの利用において、商用利用は多くの議論の的になっていますが、生成AIの基礎トレーニングが商用利用に使われる場合でも、学んだ特徴のみを利用するため、依拠性がない限り問題視されません。これは法律上も認められており、商用利用が許可されるケースも多いです。

対照的に、漫画村のような違法サイトは、著作物をそのままコピーして配布し、商業的に利用するため、著作権侵害が明確です。これを「害意の無い誠実な利用者」として擁護することは不可能です。日本においては、海賊版での著作権侵害は刑事罰もあり、賠償金もとても重いものになります。

3. 誠実な生成AIユーザーの姿勢

生成AIの誠実なユーザーは、著作権を尊重し、無断での追加学習や商用利用に対して慎重に対応しています。誠実なユーザーは、オリジナル作品の価値を認識しつつ、生成AIを創造的なツールとして利用し、新しい価値を生み出そうと努力しています。これが、漫画村を利用する人たちとは根本的に異なる点です。デルタもんの取り組みもそういった誠実な対応のひとつだと自負しております。

漫画村のユーザーは、違法にアップロードされた作品をただ享受しているだけであり、その行為が著作権者にどのような影響を与えるかを無視しています。

4. 法律と倫理の違い

法律的に見ても、生成AIの利用と漫画村の利用は明確に異なります。生成AIは、法律に基づいてデータを活用し、新しい作品を生み出すための技術です。一方、漫画村は法律を無視して著作権を侵害しているサイトです。これらを同列に扱うことは、法律の理解を欠いた意見と言えます。

まとめ

生成AIと漫画村を同じだとする論調は、その根本的な違いを見落としていると言えます。誠実な生成AIユーザーは、法律と倫理を守りながら、技術を活用して新しい価値を創出しようとしています。これを漫画村と同一視することは不適切であり、誤解を招くものであり、悪質なキャンセルカルチャー活動だと思います。

今後も、正しい知識と理解を持って生成AIを活用し、創造的な未来を築いていきましょう。

#STOP反AIキャンセル
#反AIキャンセルカルチャー

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