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(追記あり)けんすうさんの矛盾する発言――後知恵バイアスに支配される危うさ

10年くらい前に「賃貸派をやめてマンション買おうかな」と思って買ったら「高値掴みすぎる」「バブルですよ」「僕なら絶対今は買わない」「まあ、オリンピックまでは上がるかもだけどその後下がるだろうね」みたいなのを、金融の人とか、不動産関係の人とか、色々な人に言われたんですが、

「アベノミクスで金融緩和をしまくっているから、円安が進んでインフレで物価が高くなる可能性が高いので、不動産価格も上がるのでは」と言っても、なんか難しいことを言われつつ否定されて、「??」となったんですよね。

んで、結果としては、普通にすごく上がったので「あれはなんだったんだ・・・?」といまだによくわかっていません。

でも5年くらい前もそういう人多かったんですが、現実こうなんですよね、、

プロでも今後の価格は判断できないので、人類のほぼ全員、今後の東京の不動産価格がどうなるか、だれもわからない気がします。

(追記)

👆ご本人からご意見があったのでこちらに追記しておきますね。

👇以下私からの返事です。

ありがとうございます。

まず、「胸を張っている」といった表現について、相手の意図とは異なる解釈をしてしまった可能性があることは自覚しています。こういった話題になると、それぞれの言葉に対する感じ方や背景が影響することも多いですよね。私も、相手の立場やニュアンスをもっと丁寧に受け取るべきだったかなと感じています。

ただ、今回のnote記事の背景として、私が注目したのは「過去の発言や予測に対して、後からその評価がどう変わるのか」という点でした。私自身も似たようなことを考えたり話したりすることがあるので、そこに少し共感を覚えて意見を述べた部分がありました。ただ、結果として、相手の方の意図を十分にくみ取れていなかった部分があったかもしれません。そこについては、もしご不快な思いをされたのであれば、その点についてお詫び申し上げます。

また、「正しさ」や「予想が当たった」という話についても、私がそのように感じたのは、発言の一部から受けた印象に過ぎません。これは私自身の解釈の問題であり、それをそのまま発信したことが、相手の方の趣旨とはずれてしまった可能性があります。言葉のやり取りって本当に難しいものだと改めて思いました。

今回のようなやり取りを通じて、私も気づくことがたくさんありました。特に「発言の背景や意図をどう受け取るか」という点について、もっと丁寧に考える必要があると感じています。やはり、言葉の使い方ひとつで伝わり方が大きく変わるものですからね。

最後に、こうした議論が広がるのは、それだけ多くの人が興味を持ち、意見を交わしている証拠だと思います。今回のことを通じて、お互いに新しい視点や学びを得られる機会になればうれしいなと思っています。今後も建設的なやり取りができれば幸いです。

ところで、この記事をけんすう氏がどうやって見つけたか、すごく気になりました。

こんにちは、榊正宗です。

けんすうさんのツイートを見て、「またこの人、適当なこと言ってるなぁ」と正直思いました。最近のツイートでは、10年前にマンションを買ったときに「高値掴みすぎる」「バブルですよ」などと言われながらも、不動産価格が上昇したことを取り上げ、「自分の判断が正しかった」と胸を張る姿勢が目立っています。

ところが、それと同じけんすうさんが2年前にはこんなツイートをしているんですよね。

「でも5年くらい前もそういう人多かったんですが、現実こうなんですよね、、
プロでも今後の価格は判断できないので、人類のほぼ全員、今後の東京の不動産価格がどうなるか、だれもわからない気がします。」

この発言、どう見ても「未来の不動産価格は誰にも予測できない」という慎重で冷静な立場を取っていますよね。それなのに、いざ自分の予測が当たると、「僕は10年前から分かっていた」と言わんばかりの態度を取る。この二つの発言、完全に矛盾していませんか?

後知恵バイアスの典型例

この矛盾が生まれる背景には、「後知恵バイアス」という心理的な罠があると考えます。後知恵バイアスとは、結果が分かった後で「それは予測できていた」と錯覚する心理のことです。けんすうさんの場合、10年前のマンション購入時に「アベノミクスで円安が進み、インフレによって不動産価格が上がる」と考えたことは理にかなっています。しかし、その時点での市場は非常に不確実で、リスクも多かったはずです。

それを今になって、「自分は当時から分かっていた」というのは、後知恵バイアスに囚われているとしか思えません。10年前に彼が持っていた情報は、他の人たちと同じく限られたものであり、その時点での判断が正しかったかどうかは、結果が出た後の今ではなく、当時の不確実性を踏まえて評価されるべきです。

矛盾したメッセージの影響

さらに問題なのは、2年前の「未来は誰にも分からない」という慎重なメッセージと、最近の「自分は分かっていた」という主張が同じ発信者から出ていることです。このような矛盾した発言は、読者に混乱を招き、けんすうさん自身の言葉の信頼性を損ねる可能性があります。

もし本当に「未来は誰にも分からない」と考えていたのであれば、今回のツイートでもそのスタンスを貫き、「当時はリスクもあったが、運が良かった」という謙虚な態度で語るべきではないでしょうか。それが、経済の不確実性を理解している人のあるべき姿だと思います。

けんすうさんに求めるもの

けんすうさんは影響力のある発信者です。その言葉が多くの人に届く以上、自分の発言に一貫性を持ち、責任を持つ必要があります。「分かっていた」と言うのは簡単ですが、実際には誰もが不確実性の中で意思決定をしているのです。その複雑さやリスクを軽視して、結果だけをもって自分の正しさを語るのは、不誠実だと感じます。

私たちが本当に学ぶべきことは、「未来が不確実である」という事実そのものです。だからこそ、結果がどうであれ、過去の判断プロセスを謙虚に振り返り、他者の意見にも耳を傾けることが大切だと考えます。けんすうさんにも、その姿勢を期待したいです。

「後知恵バイアス」に陥ることは誰にでもあります。しかし、それに気づき、より慎重で謙虚な発言を心がけることが、影響力を持つ人にとっての責任ではないでしょうか。


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