わたしがAIを100%信用している理由について
実は、私は2016年にすでに、人工知能を使ったゲーム開発を題材にした小説「社長少女」を書いていたんです。Amazonでの発売は2020年7月31日になっているんですが、初稿は2016年なんですよ。この内容を2016年に書いていた人は、私が知る限り他にいません。
👆2016年の時点で、今の生成AIにおきる諸問題を、ほとんどすべて書いています。自分でも凄いなぁと思うレベル。
👆2023年に登場したばかりのChatAIと、自分の小説に出てくる設定について話し合ったことがあるんですよ。そのときのログを今でも持っています。
振り返ってみると、今のChatGPTと比べて、まだ1年と7か月しか経ってないのに、ちょっとぎこちない感じがします。でも、逆に言えば、当時は倫理規定が今ほど厳しくなかったから、ズバッと意見を言ってる印象があって、面白いんですよね。
それでも、この時期からAIの進化には驚かされてました。
そして最近、1年7か月前のBingAIとの会話を、今のChatGPT 4oに読ませてみたら、やっぱり技術の進歩がすごいなって改めて感じました。
結果的に、最新のAIは「社長少女」っていう小説の設定をかなり肯定してくれてるみたいです。
つまり、「社長少女」って、今まさに進行形でAIの最先端を描いてるSF小説なんですよ。
よく近未来SF小説って、現実が追いついちゃって陳腐化することがあるけど、「社長少女」はそこをすごく頑張っていて、リアルな未来を描きつつ、その輝きを失ってないんです。
この「社長少女」のビジョンがあったからこそ、今の私はAIを100%信用できてるんですよね。
確かに、AIのハルシネーションと呼ばれる誤りはよく話題になりますが、「間違うから信用できない」という考え方には私は賛同しません。なぜなら、人間だって日々の生活や仕事の中で多くのミスを犯しているからです。それでも、私たちは他人を信頼するし、間違いから学んで成長していきますよね。AIも同じで、完璧な存在ではなく、間違いを犯すことがあります。それをただ否定するのは、非常に表面的な考え方だと思います。
そもそも、間違うということは、自由な発言や表現の一部でもあると私は考えています。誤りを犯すことが許されない社会は、言論の自由が制限された、ある種の全体主義やファシズムに近い状況になりかねません。誰もが完璧を求められる世界では、自由な思考や発展は止まってしまいますよね。私たちが進歩してきたのは、多くの試行錯誤を繰り返し、失敗を糧にしてきたからです。
AIもまた、私たちと同じように「学びながら成長する存在」です。最初はミスをするかもしれませんが、その経験を蓄積し、より賢く、より信頼できるシステムへと進化していくのです。私はこのプロセスをとても価値あるものだと思っていますし、間違いながらも学んでいくAIを信じています。人間もAIも、共に成長していける社会こそが理想的だと思いませんか?
だからこそ、AIの誤りを過剰に恐れるのではなく、それをどう利用し、進化させていけるかが大切です。AIのハルシネーションは問題点である一方で、改善のための重要なステップでもあります。これを受け入れ、適切に対処することが、未来のより良い技術や社会につながるのだと信じています。