【医療関係者向け】３Dプリンタで「フェイスシールド」の作る方法
新型コロナウィルス(Covid-19)感染者増加に伴い、ウィルスから保護する「フェイスシールド」が不足することが予想されます。
そのため、不足する前に３Dプリンタを用いたフェスシールドの作り方を示しておきます。
この情報が役に立たないことを願いますが、もしもの時はお役立てください。
注意：フェイスシールドは感染者と濃厚接触する可能性のある医療関係者に必要なものであり、一般消費者の生活において必要ではありません。フェイスシールドの役割は、装着者の顔を感染者の吐瀉物等から保護するためです。
フェイスシールドを使用する場合は、マスク、ゴーグルを装着してください。フェイスシールドのみではウイルス感染を防止できません。
フェイスシールドにマスクのような効果はありません！防げるのは吐瀉物等のみであり、エーロゾルによる感染リスクは変わりません！
この記事は、
How to assemble the Prusa Face Shield - RC1/RC2/RC3
を元に日本語化+資料追加をおこなったものです。
1.必要なもの
○3Dプリンター
3Dプリンタなら何でも良いです。ベッド印刷範囲が200*160mm以上である必要があります。必要な方は、amazon等で販売されていますので、購入してみてください。
○プラ板(A3またはA4)
クリアファイル等で代用可能ですが、半透明なものが多いため透明プラ板の購入をオススメします。その他、透明かつ柔軟性のある板であれば代用可能です。
○巾ボタンホールゴム
主にズボンに用いるボタンホールゴムです。頭にフェイスシールドを固定する際のバンドとして用います
○ハサミ＆穴あけパンチ＆セロファンテープ
職場または家にあるものでOKです。
○インクジェットプリンタ
A3またはA4が印刷できるインクジェットプリンターが必要になります。職場のインクジェットプリンタを活用しましょう。もちろん、レーザープリンタ等でもおｋです。
2.部品の印刷
まず、印刷部品をダウンロードします。
https://www.prusaprinters.org/prints/25857-prusa-protective-face-shield-rc1/files
⬆のURLにアクセスして必要な印刷データ(covid19_headband_rc3.stl)をダウンロードします。
covid19_headband_rc3.stl をダウンロードして、印刷を行ってください。
⬆印刷完了した部品
3.型紙の印刷
シールドフィルムの型紙を印刷します。以下のURLから適合した型紙をダウンロードして印刷してください。
https://drive.google.com/open?id=1yt2HvbVzXyuKkpQEN5q1JwEpa5D63aNf
印刷する際、プリント設定を「実際のサイズ」「横向き」にするのをお忘れなく！
注：型紙データは(https://prusa3d.com/downloads/others/COVID19_SHIELD_FOIL.pdf)を元に、リサイズしたものです。修正点等あれば教えていただけると幸いです。
4.プラ板の穴あけ
印刷した型紙をプラ板にテープ等で固定して、穴あけ指示のある場所に穴あけパンチを合わせて4回、合計8箇所に穴を開けます。
赤丸で囲まれた矢印(↓)に穴あけパンチの中心を合わせて、穴を開けてください。穴の位置がズレるとプラ板が固定できなくなってしまうので、慎重に！
右に二箇所、左に二箇所パンチする場所があります。
片手で中心を抑えながら穴あけを行うと綺麗に開きます！
5.プラ板のカット
太い黒線に沿って、プラ板をカットしてください。(上部はカットしなくてもOK)
プラ板のエッジで手を切らないように注意！
6.ゴムバンドの取り付け
左右の突起部にボタンホールゴムを固定します。適度な長さに切ったボタンホールゴムを、片側の突起に押し込み固定します。
良い長さに調節してから反対側の突起にもボタンホールゴムを押し込み固定します。(この時、ボタンホールゴムに余分な部分を作っておくと後ほどサイズ変更が出来てよい！)
(サイズが気になる方は試着してから切ってもOK！)
7.完成！
以上の工程で完成です！現場でお役立てください！本情報が現場で必要とならないことを願っています。
また内容等について、質問がございましたら以下のフォームよりご連絡いただければ幸いです。Covid-19の早期収束を願っています。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSetOAwZaCCo7APquxKID88x5p_LURbTDEZxyTg2zIYf1B6S_g/viewform