アフターコロナのウェディング その形と結婚式場に求められること
新型コロナウィルスの感染防止策として提言された「新しい生活様式」では冠婚葬祭についても言及があり、関係各所で対策が練られています。
結婚式を安全に実施できることが担保されて始めてユーザーは結婚式をしようと思うでしょうから、特に結婚式場は対策をできるだけ具体化し、お客様に納得していただく必要があります。
今後も繰り返しやってくるであろうコロナ禍に備えたこれからの結婚式の形と、結婚式場に求められる対策を書いてみました。
リアルかリモートか、ウェディングのもてなしとは
これからの結婚式の形については「食事ってホントに要る?」という意見も含まれています。
リモートウェディングとかデリバリーのサービスも出はじめていますが、私のコロナ禍での大きな気づきは、もてなしはサービスがあってこそだということ。
料理準備や片付けがないから、ハレの日=非日常になるんですよね。
そう考えると、やはりリアルでおもてなししたい人とリモートでいい人と、結婚式の形も大きく分かれていくんだろうなと思います。
私のようなフリーランスのプランナーにとっては、食事があろうがなかろうがお客様の要望次第でプロデュースするだけなのですが、結婚式場のビジネスモデルではそうはいかないので、今後どうなっていくのか楽しみでもあり怖くもあり、です。
根拠や理由が明確な納得感ある説明がなければ結婚式場を決めてはいけない
ウェディング業界に限らず、どのサービス業においても、感染防止策はお客様の安全と同時にスタッフの安全を守られなければ成り立たないんですよね。
ユーザー目線での会場見学チェックポイントをまとめたプロデュースサイトのコラムにも書きましたが、ウィルスや菌は「見えない敵」なので、対策の結果も目には見えない。
お客様に納得感のある説明がきちんとでき、対策の実行を一緒にやってもらえるように、会場毎に実施内容や案内方法をすることが重要です。
私のようなフリーランスの立場だと、お客様の立場に寄って目で会場を見るので、納得感が得られない結婚式場はおすすめできないんです。
戦後、今のような結婚式が一般化することで、特に披露宴は日本の伝統的なスタイルからかなり変化しました。
現代のツールを駆使した新しいウェディングが増えるのと同時に、昔のように、その人に合ったスタイルと規模で行うことも見直されてほしいと思います。
古いものをそのままにということではなく、考え方を取り入れながら現代に添った形で。
フリーランスだからこそできることかなと思っていて、これもコロナ禍で得た大きな気づきです。
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ウェディング ナビゲーター
結婚式の専門家
清水 恩
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