キリスト教式

キリスト教の神に誓いを立てるキリスト教式。
「人生を象徴する道」といわれるバージンロードを歩き、愛する人のもとに向かうシーンは多くの女性の憧れとなっています。

歴史

日本でキリスト教式が行われるようになったのは明治時代、欧米の文化が一気に入ってきた頃だと言われますが、第二次大戦後、ホテルや専門式場がチャペルを設置したのを機に、信者以外の新郎新婦にも広まりました。

式の内容

キリスト教には教派がいろいろありますが、ウェディング会場に併設されたチャペルや、信者以外でも受け入れてくれる街の教会の多くはプロテスタント。特にウェディング会場のチャペルでは、信仰に関わらず挙式を行うことが可能です。

カトリックは基本的に信者に対してのみ挙式を行うのですが、信者以外の挙式を受け入れているところも一部あります。

キリスト教式の式次第はどこもほぼ一緒ですが、順番や讃美歌を歌うかどうかなどの細かい内容は少しずつ異なります。
なお、一般の教会（チャーチ）では多くが「結婚講座」に参加して勉強してから挙式に臨むことになります。あくまでも信仰のための場所であって結婚式場のチャペルとは性質が異なる場所なので、そのルールに従うようにしましょう。

結婚指輪は元来ユダヤ教やキリスト教の習慣なので、式次第に必ず含まれます。
誓いの言葉を形にしたものがウェディングリングだと言われており、誓いの言葉を交わした後に指輪の交換を行います。
元は花嫁に贈られるものでしたが、現在は互いに交換するのが一般的になっています。

花嫁の入場のエスコートは父親の役目とされてきましたが、母親や兄姉など、花嫁より年長で、小さい頃から見守ってきた人に依頼してもいいでしょう。
誰にもエスコートされず、ひとりで歩くのがしっくりくる人もいるかもしれません。
また、ふたりで一緒に入場するのもいいでしょう。
司式者や会場とも相談して、納得のいく挙式を見つけてください。