婚約指輪の起源〜中世最後の騎士マクシミリアン1世〜
3月22日は、ハプスブルク家を大きく発展させたマクシミリアン1世が生まれた日。(1459年3月22日 - 1519年1月12日)
マクシミリアン大帝とも称される。ローマ王にしてローマ皇帝。自身と子・孫の結婚政策で領土を広げ、ハプスブルク家の隆盛の基礎を築いた。
武勇に秀で体躯に恵まれ、眉目秀麗、その話術は多くの人を惹きつけ、芸術の保護者であったことから、中世最後の騎士とも謳われる。
父は凡庸王といわれたハプスブルク家のフリードリヒ3世、母は、ポルトガル王ドゥアルテ1世の王女、エレオノーレ。
マクシミリアンの誕生時、フリードリヒ3世は、皇子誕生を大層喜び、占い師に皇子の将来を占わせると、次のような結果だった。
「充実した、楽しい、意気盛んな人生。戦いにつぐ戦い。辛苦。雄大な計画。胸はずむような期待。幾度かの幻滅。しかし赫々たる勝利の連続。」
—江村洋 『中世最後の騎士 皇帝マクシミリアン1世伝』 中央公論社
まさに戦いに明け暮れた人生。途中、ブルゴーニュ公国の王女マリーとの幸福な結婚生活をするも、マリーの早すぎる死により、また、戦いの日々となる。2人の間に生まれた子供たちを政略結婚させることにより領土を広げ、フランスに対抗する勢力を作っていった。
【結婚指輪の起源】
マクシミリアンは皇帝の親書と自身の肖像画をヘントに送る際、ダイヤモンドの指輪を贈り、マリーも感謝状と指輪を贈った。このやり取りが今日では婚約指輪の起源とされている。
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