これからの家族のかたち
noteのお題「#これからの家族のかたち」にとても興味を持ったので、自分なりに書いてみることにしました。
このハッシュタグを見て初めに思い出したのは、尊敬する小川奈緒さんのvoicyとご著書「すこやかなほうへ」でもお話されている“シェアハウス”というキーワードでした。
昨年の2月28日の放送、「#041シェアハウス型かラクに感じるわが家の朝ごはんの話」。
そして『すこやかなほうへ』のP164「最近のわが家はシェアハウスっぽい」というエッセイ。
それまで家族は常に食事を共にしなければならないとか、何となくそれが幸せの形のように刷り込まれていたように思います。
だけど、その“幸せ“とされるものには主に家事を担う人が犠牲になっているようにも感じていました。
家族は当たり前のように出される食事に感謝の気持ちも薄れ、食べ終わったら席を立ちそれぞれの好きなことをする。
料理を作って疲れていても、後片付けをし他の家事を済ませる。
それらが全て終わった頃には自分のやりたかったことをやる気力もない・・・みたいな。
我が家は将来的に一家離散を目論んでいるので(勝手に私が)、そろそろ自立させねば!と、各々で朝食を準備したり、毎食の食器の片付けは各自で、というシステムを導入した矢先に小川奈緒さんのvoicyを聴いて心が救われたような気持ちになったのです。
では一般的なシェアハウスとはどのようなものなのでしょうか。
家庭でいうと、リビング・キッチン・トイレ・浴室が“共有スペース”、各自個室を持っている状態。
まさにシェアハウス!!
子供が大きくなるにつれて、家賃や光熱費も折半していけばお互いウィンウィン✌️とまで妄想が膨らみました。
もちろん、一人暮らしする選択も自由。
ですが、家賃の高い東京。
自分のやりたいことを優先させたい人にとっては、心許せる家族の存在を感じながら自由に暮らせて、生活費は低コストに抑えられる。
これは最大のメリットではないかと思うのです。
お互いのことに干渉しすぎないこと、はポイントの1つ。
うちの娘は幼い頃から自立心が強く、なんでも自分でやりたがる子でした。
親に食べさせてもらうことにも不満を感じていたようで、箸を使えるようになるのも早かったです(笑)
食に対しても興味がなく、孤食も平気。
むしろ「誰かと食事すると、会話しないとって思うのが煩わしいから」と1人でテレビを見ながら食べる方が好きだと、先日突然の告白をされたところです。
小学校卒業と共に、早々に自室で寝ることを望み、出ていったきり一緒に寝ることはありませんでした(笑)
そんな娘とは対照的に、個室を与えてもほとんど使わず(ほぼ夫の部屋と化している)、小6の今も私と手を繋いで寝たがる息子。
強烈なシスコンな上、「僕は絶対に家を出ないから」と一生親のスネをかじろうとしています。
ですが自由とその時の気分を重要視するB型男子。
姉がテレビを見ていても、その隣で堂々とiPadでYouTubeを見る(もちろんイヤホンなし)。
食べたいものも突然わいてきて、「今日はこれが食べたい気分」と作り手を困らせる自己中っぷり。
こちらは早めに一人暮らしをおすすめします(笑)
夫はというと一人暮らし歴が長く、娘と同様1人でも全く寂しくないタイプ。
私が働き始めてから料理に目覚め、週末はキッチンを独占。
家族に料理をふるまう趣味ができました。
食事が終わると自室のない私が1人になれるように、子供たちと一緒に各々の部屋へ帰ってくれます(笑)
こんな感じで我が家はすでにシェアハウス化が進んでおり、お互いがストレスなく暮らしていくことを優先しています。
憧れの奈緒さん夫婦はテーブルトークとして、ご夫婦でお茶とお菓子を楽しみながら会話する時間を設けていたり、ご家族仲良しなところが本当に素敵です。
私たち家族も、平日はそれぞれが帰宅した夕方に各自好きなお茶とお菓子を持ち寄りちゃぶ台に集合。
最初は会話しつつも、好きなことをし始め自由に過ごしています。
4月からは娘は高校生、息子は中学生になります。
帰宅時間もバラバラ、きっとみんなで過ごす時間はほんの少しとなるでしょう。
家族のかたちは流動性があっていいと思います。
お互いのことを思いやり、気遣いながらも「家族と言えどあくまで他人」という適度な距離感を保ちながら、本当に離れる時が来るまで過ごしていけたらいいですね。
それではまた☆。.:*・゜
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