オトナのこっそりヲタ活 着物の誘惑①
イベントやお買い物のように大荷物を持って長距離を歩いたり
たくさん食べたり、動いたりしない外出には着物を着る。
私自身は、美術館や博物館の他、シネコンのように
座席間隔が確保されている映画館は着物で行くことが多い。
(同行する人がいる場合は、予め着物で出向くことを言って
おいた方が良い)個人的には常に清潔なお手洗いに行ける
環境が確保されていれば、着物で外出のハードルは下がると
思う。大人のこっそりヲタ活アイテムとして着物を紹介したい。
なぜに、どうして着物なのか
メイクの記事でも書いたが、推しのカラーやイメージ、
CPの色を取り入れたメイクをするのが好きである。
普通の服だと浮くようなメイクでも、着物だとまぁなんとか
許される。
中国の古装ドラマに出てくるような目尻で紅を大きくぼかす
ようなメイクも問題ない(三国機密のメイクは実践済み)、
下瞼にも色をのせたり、カラーマスカラを多用しても、
そんなに違和感がない。
日常的に着物を着る人が少ないから、コスプレ感というか
非日常感があるから、悪目立ちしないのだ。
リーズナブルなポリや木綿の小紋であっても、着ているだけで
着物そのものに目がいくので、こっそりヲタ活メイクをするのに
ちょどいよい隠れ蓑だ。
メイク以外にも推しカラーを纏いやすい。
洋服なら、ちょっと躊躇うも色でも着物なら案外気にならない。
ものだ。なお、おすすめはポリか木綿の洗える着物。
次回更新の時に説明しようと思っているが、半襟という自由度の
高いパーツを使えば、手持ちの着物に推しカラーを取り入れることが
できる。
オタクの着物チョイス実践
実際、推しカラーで選んだ着物。通販でお安くお迎えしました。
着物を一から試すなら秋冬に
私基準のゆるゆるとしたヲタ着物ライフに限定するが、着物を
始めるなら、秋冬をおすすめしたい。
夏は慣れてしまえば夏着物という選択肢があるが、何せ暑い。
また夏着物は薄いので、どうしても襦袢が必要だ。
お金をかけずに楽しむなら秋冬を勧めする。
着物を初めて着ようとすると用意するものがとにかく多い。
着物そのもの、腰紐伊達締め、帯、草履、襦袢、和装下着、
足袋、帯板、衿芯など、すでに持っていたり、家族のものを
借用できれば問題ないが、一から揃えるのはなかなか大変
だろう。
秋冬なら、まず襦袢を省略できる。
ブラウスやシャツ、ユ○クロのハイネックシャツに、下は
ペチスカートやペチパン、レギンス(ただし滑りの良いやつ)
スリップで十分。要は着物が足に絡まなければ良い。
草履の代わりにショートブーツでも十分。草履を履かないなら
足袋ではなく靴下やタイツでも問題ない。
(トイレの利便性を考えると靴下を推したい)
なので、帯、着物、腰紐(2本)、帯板、伊達締めが
あれば何とかなる。
もう一つ、秋冬なら多少帯がうまく結べなくても上に
何か羽織ってしまえば良い。
羽織があれば羽織、なければポンチョやショール、大判ストールで
帯を隠して誤魔化せる。
代わりに使えるあれやこれ
例えば帯。私はもっぱら半幅を使っている。
セット浴衣についてきた半幅帯を転用することもある。
(兵児帯も可愛いと思う!)
お太鼓が苦手なので名古屋帯をほとんど使わない事情もあるが
普段着る分には半幅帯で十分だと思う。お太鼓しないなら
帯枕も不要だ。
最近、和装下着も専用のものは、全く買わなくなった。
スポーツブラとユニ○ロのヒートテックやエアリズムで十分だからだ。
草履はほとんど履かない。ブーツやパンプス、スニーカーでも
十分。上の写真で紹介した着物の時は濃い緑の靴下に黒ローファーや、
GUのEvaコラボ緑パンプス(真木波が着用していたやつ)を
合わせて楽んだ。
最低限のアイテムで、とりあえずお試し着物ライフ、どうだろうか。
次の記事で、ゆるゆる着物ヲタ活と、半襟について紹介します。
*いわゆる着付けや正統派の和装を否定しません。
あくまで衣類、ファッションとしての着物についてのテキストです。