減農薬はむつかしい
稲刈りの結果
令和5年から稲作をしている妹夫婦の手伝いをしている。
できるだけ農薬を使わず安全なものを食べたいという思いで始めた。私は休日に時々手伝う程度。
10月に稲刈りを済ませてJAのライスセンターにモミが付いたままの米を持ち込んで脱穀してもらった。
脱穀後の玄米は脱穀中に割れたり異物を除去したとしても60~70%くらいにはなるかなと期待していた。ちなみに籾(もみ)から玄米への歩留まりは80%。
ところが、ライスセンターからの報告は40%の結果。
20% もみ殻?
40% 玄米・・・商品価値あり
60% くず米・・・商品価値なし
安全>見た目
田植え時に一回のみ除草剤を使用しただけの超低農薬米なので、どうしても一部はカメムシに食害されて黒い点が入ってしまう。これが今年は多く「くず米」として判定されてしまい商品価値がなくなってしまうらしい。
食味は変わらないし安全なのに、見た目が悪いので商品価値がないのだ。
なんだか馬鹿らしくなってしまう。
安全よりも見た目重視なのだ。
おなじように低農薬で作っている知り合いも歩留まり50%だったらしい。
減農薬で米作りをするのが馬鹿らしくなってしまう。あるいは作り方が下手なのか?
市場に流通するのは農協推奨量の農薬を使用した米がほとんどということなのかと思う。