【ウクライナ情勢】Madman、Madmanを語る(訳:トランプ、プーチンを語る)
マールアラーゴの別荘でバイデン氏のわら人形に五寸釘を打ち込むことに生きる希望を見いだしているトランプ氏(肩書きは前米大統領ですが、英語ならformerが付かずに「President」!)が、ウクライナ東部の親ロ派武装勢力支配地域の独立承認という時代錯誤の言語道断な非道行為に及んだ大露西亜会のプーチン会長について饒舌に語っております。くっそ長いのでスクリプトを全部読んでませんが、目を通し得た限りで超訳の上要約すれば、以下のような感じ。
「奴は抜け目ないな。俺は奴のことをよく知ってるんだ。奴は俺のこと好きだし、俺も奴のことを好きだった。奴は愛国者で、ずっとウクライナ欲しがってたからな。俺がホワイトハウスの主だったらこんなことは起きないのはもちろん、考えられもしなかったはずだ。『やるなよやるなよ、やらないよな?』って奴には話してたもんだしな」
トランプは「予測不能性」、つまり「何を言い出して何をやりだすか分からない人」と見なされ敵味方双方から恐れられていたわけですが(金剛山王統会・3代目組長金正恩氏もブルってた一人だと思いますけど)、プーチン氏もいまや旧ソ連復興を夢見て何するか分からない怖い人扱い。「何をするか分からないから怖い」と思わせ相手の行動を抑止するのは、私のおぼろげな記憶をざっくり頼りにあえて解説すると「madman theory」と呼ばれてまして、ニクソン米大統領が元祖だったような(間違ってたらごめんなさい)。Trump the MadmanはPutin the Madmanのmadな発想を良く理解できるというわけですな。
ちなみにトランプ氏、中華帝国復興会の習近平会長とも旧知の間柄だそうで、「(ロシアの)次は中国が来るぜ」と予言しております。中国もロシアがウクライナをほしがっているのと同じくらい強く台湾を欲している、というご高説。しゃれにならんなあ。
※イラストは新島秋一さんのtwitterから。google検索の結果フリー素材ということでしたので、大丈夫でしょうか。言い訳っぽく著作者明記。