詩:nest
徐々に頭が硬化していくような恐れ
冷笑と隷書に関連を見つけ
平べったく木のようだ
涼むまた見知った人も枯れて久しい
だのに伝統だの歴史だのと
優生学と差別は人間のお得意で
夢ばかり見つめて
嘲笑から鳥海に沈み
またこの死も生物相
魚が焦げてしまった
まざまざと見せつけられ
悲しそうな妻を背に仙人を隠す
暗緑色のゼリーが腹を下して
ハッと暴君に口を塞ぐ
知っている 知っている
逃げるように迎え入れた文鳥の抗議へ
謝罪文を出せ、それを丁寧に点検
でもやっぱり怒るもんで
どことなく寂しくて泣いちまった
体の中には弾けるような
戦いの合図がある
巣
ありうる最高で最低の裁定者
俯けばそこに
出来ている。世紀の末席に我々の肉が置かれる
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釘を打ち込み打ち込まれる。
そんなところです。