ミリアニネタバレ感想(1幕)_雑記
どなたかが「ふせったーもいいけど、折角だしwebに残そうよ」と仰っていたので備忘代わりに転記したものです。
詳細な内容の書き出しというより、公開初日にざっくりと感じた全体のテーマのようなものについての乱文になります。
UNION!! の歌詞にある
ひとりじゃ届かない、ひとりも手放さないはアイドルの事だと思ってた。
でも違った。
今までミリオンライブが歩んできた道のり、関わってきた人々全てに対してなんだ。
ムビマスを否定せず。
グリマスもぶどーかんも否定せず。
ゲッサンやBCなどのコミカライズも否定しない 。
むしろ積極的にリスペクトしていく姿勢。
「誰か一人でも欠けてしまったら、たどり着けなかった」と言ったのはムビマスの天海春香さんだけど、その精神が強く描かれてる。
劇場を建ててくれたおっちゃんたちにありがとうを伝えるシーンなんて、本来はアイドルアニメに必要かどうか解らない。
でも残した。
たった12話しかない限られた時間、3年近くかけて脚本家が悩み、このシーンは絶対に必要とされ残された。
あのシーンを「劇場の基礎を作った人々に感謝を伝えている」と頭の中で文字にしたとき、この場面がどれだけ熱いのか理解できた。
しかも
上記で涙腺が脆くなっているとき、百合子からそっと伝えられるのが
「客席のペンライトの景色も星々(ミリオンスターズ)の様だった」
何度考えても「応援してくれる貴方たちもミリオンスターズだよ」としか解釈のしようがない。
ひとりも手放さない中には、俺たちも含まれていた。
最初から居たP、去ったP、あの頃いなかったP、その全てが劇場の基礎であり、現在なのだと。
そうなると、アイドルアニメとして珍しいシーンが全て意味あるものとして浮かび上がってくる。
未来のご両親をしっかり顔出しして描く
→顔無しや母親だけでも問題ないはず未来をライブへ導いたのが老夫婦
→友人でも問題ないはず静香の父の存在
→序盤から出す必要ないはず翼は兄にアイドルを勧められた
→他の理由でも良いはずPの横にチーフがいる
→いなくても(社長や美咲ちゃんだけでも)問題ないはず
主要登場人物を育てた・見守った人々。
それが2話の序盤で勢揃いするアニメはそうそう無い気がする。
男性の登場を避ける傾向の、女性アイドルものなら尚更だ。
そして2話の最後にはASがミリオンスターズの誕生を祝福した。
新たに産まれるものには、全てルーツがある。
どれか一つが欠けたら辿りつかなかった。
作品もこの子達も同じ。
本質的にルーツと可能性、小さな蕾の物語なんだと思う。